まちかど紀行

チューリップの芽

<以下、2001年3月23日付けWEBサイトより再掲>

雪解けの路地にチューリップの芽

札幌の朝。わずかの小雪が窓の外に。

あわただしい朝の通勤の道で、車窓の外に見つけました。雪が解けたナナカマド並木の根元に去年の11月に植えたチューリップの芽が一斉に顔をのぞかしています。日に当たっていないせいか、みんな黄色がかった白い芽で、ひょろながの5cmぐらいでしょうか。今までは1メートルを超える深い雪が守ってきたのでしょうけど、今日明日には垣根をしてやらないと、すぐに踏みつぶされてしまうでしょう。

北国の春は本州に比べてとてもおそくやってきます。そしてあわただしいような、それでいてぐずついているような不思議な春の進み方が見られます。北国生まれの方にはごく当たり前の季節の移り変わりが、暖かい地方からやってきた私たちにはとても新鮮で不思議な発見になります。

これからは、毎日のように次々と新しいページが開かれてゆきます。今年の春は、札幌の街中に咲くいくつかの花の名前をご紹介したいと思います。「名もない花」などないのですが、忙しすぎて尋ねる余裕がないのです。この春は少しだけゆとりを持って花の名前を聞いてみます。

<以上、2001年3月23日付けWEBサイトより再掲>

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