竹内章郎 平等の哲学 新しい福祉思想の扉をひらく 大月書店 2010年
2014年12月30日 読了
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平等の哲学
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- 自信をくじかれ、混乱し、シニカルで、信仰を持たず、生気を失った病的社会。
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- 水無瀬殿おぼし出づるも夢のやうになん。はるばると見やらるる海の眺望、二千里の外も残りなき心ちする、いまさらめきたり。
- 五世紀の終わりから六世紀にかけての各地大貴族の姿は、このように、豪華絢爛たる馬上の大将軍といった風情だ。これは、五世紀中頃までの大英雄が質実剛健な歩兵戦士のいでたちで、その点で有力農民の戦士と同じ姿だったのと好対照的だ。
- 四世紀の後半、短甲と大刀の重装歩兵軍装に、朝鮮半島から導入した新型鉄鏃が加わった装備が列島の広い範囲に行きわたった。
- 苦心惨憺、懊悩の結晶ともいうべき貴重な俺の絵。筆と絵の具とではなく、まさに神経と血とで描かれた俺の絵。
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- 道徳だけでなく科学も宗教も芸術も、人間が作り出してきた文化的アイテムは、その目指すところは「幸福」という一点にかかっている。
- カントの倫理学には人間存在をそのあらゆる特性から総体としてつかむ人間学的な視点が前提とされていない。
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- 道徳や良心の発生の在り処を、あくまでも、人と人とが日常的に交流しあう場所に求める。
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