catastrophe

復興から地域づくりへ

大震災・原発事故から4年(2)

大震災・福島原発事故 3・11 から4年  2015年3月11日 水曜日  つづき

結城登美雄「小さなつどいとなりわいがつなぐ復興」特集 これが復興なのか 世界 2015年4月号 岩波書店 pp94〜100

復興から地域づくりへ 次世代へつなぐバトン: 四年前の震災が私たちの眼前に突きつけたものは、金ではままならない自然を相手に、我々に代わって食べ物を作り育ててきてくれた人々と、それを金で買うことに慣れきった人々との絶望的な隔たりでもあったのではないか。欠くべからざる生産の場を軽視し、自然をおしこめてきた戦後のいびつなあり方でもあったのではないか。 そうした社会のもろさ、あやうさを心の奥底で感じ取り、買う暮らしから作る暮らしへの共感を抱く若者が出てきている。地域にあるものを巧みに活かす老人たちのいとなみから学び取ろうと、試行錯誤を積み重ねている若者が出てきている。そんな若者たちの懸命な姿をみた老人たちは、血縁ではなくその志を見込んで、いま自らの後を託そうとしている。(同、p100)

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