読点作法について編集者に苦言を呈したい

保坂俊司 癒しと鎮めと日本の宗教 北樹出版 2009年

 ワープロで原稿を書くことが近年一般的になってきたためか、点(読点)の打ち方が不必要に多くて、意味を取りづらく読みにくい文章になっている本に遭遇する。この本もそのひとつ。読みながら読点を削除して理解する。これは、本来は編集者の仕事であり、読者にとっては余分な作業だ。その作業で思考の流れが途切れ、読書のスピードを鈍らせてしまう。

 また、初版本を買ったせいか、この本はワープロ変換ミスによる漢字の間違いが多い。最終校正時に著者がチェックの手を抜いたことにもよろうが、やはり責任編集者の実力不足があろう。いずれも読者には容易にわかる些細な間違いであり、この本を理解する上で妨げになる性質のものではない。ただ、脳内での漢字変換修正作業に気を取られて、内容理解の流れが途切れるのが癪である。少しだけ書き抜くと・・・p180 儀礼的な部分に修練してゆきます。・・・正しくは、収斂。p204 救済事情(二箇所)・・・正しくは、救済事業。

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