牆角數枝梅、凌寒獨自開。

2016年4月11日 月曜日

一海知義 漢詩一日一首 平凡社 1976年、p21

梅花

王安石

牆角數枝梅,
凌寒獨自開。
遙知不是雪,
爲有暗香來。

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牆角(しょうかく) 數枝の梅,
寒(かん)を凌(しの)いで 獨(ひと)り自(みずか)ら開く。
遙かに知る 是れ雪ならずと,
暗香(あんこう)の來たる有るが爲なり。

牆角(しょうかく) 庭の塀のかたすみ。
暗香(あんこう)とは、どこからともなくただよってくるかおり、目に見えぬかすかなかおりである。

こうした理屈っぽさは、やや詩味をそぐけれども、詩の黄金時代唐のあとをうけた宋詩の、模索、あるいは実験のひとつであった。(一海知義 漢詩一日一首 平凡社 1976年、p21)

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