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手作り麦茶:原料は六条大麦

2016年7月7日 木曜日 晴れ

柴野道夫 ぜいたくの極み八十歳の麦茶づくり 夏はゴクゴク手作り麦茶 現代農業 2016年8月号、p284-

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原料は六条大麦
麦茶の作り方 (同書、p286)
1)かき混ぜながら、鍋で10分ほど炒る
2)扇風機でゴミを飛ばす

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補注 私の畑でも今、(少数ながら越冬した)大麦、その穂が頭を垂れている。収穫時期も間近だ。

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以下、引用。

(昭和二十年代の安曇野では)大麦は「押し麦」の原料として米と同様、主食でした。また、農村の飲料として、どこの家でも麦茶を自給していました。田んぼ一面に咲くレンゲソウ、黄金色に輝く大麦。牛馬による農耕、「結い」で隣近所助け合っての農作業、当時の田園風景が目に浮かびます。

こんなの麦茶じゃない! だから手作り

二十年前、安曇野に帰ってきてすぐ七aの畑で大麦をつくりました。畑の中でヒバリが巣作りをしていたこと、麦踏みや刈り取りや脱穀をすべて手作業で行ったことなどが懐かしく思いだされます。とにかく夢中で楽しんでいました。麦は鶏のエサにもなり、自給率を高める有機農業、循環型農業の素材でもあります。・・麦茶のよさは、大麦を鉄鍋で炒るときの煙と香ばしい香りにあるのではないでしょうか。(柴野道夫、同書、p287)

成果を求める競争社会は工業的な発想
人間生活の土台という意味での「地力」を回復し、豊かな社会を取り戻すため、高齢者よ、元気を出して畑を耕そう。競争よりも共生、成長より安定を目指して。麦茶作りもその実験の一つです。(柴野道夫、同書、p288)

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