谷川浩司 光速の寄せ

2016年10月26日 水曜日 早朝は晴れていたが昼頃から雨 それほど寒くはない

谷川浩司 光速の寄せ 1〜5巻 日本将棋連盟 平成7年から平成8年

第一巻 振り飛車破りの巻 平成7年
第二巻 振り飛車で勝て!
第三巻 矢倉くずし初級編
第四巻 必勝! 矢倉応用編 平成8年
第五巻 寄せの手筋総集編 平成8年

谷川浩司 谷川流光速の決め手 平成9年

補注 私が大学を卒業する頃だろうか、雑誌の表紙で初めて谷川さんの写真を見たのを覚えている。(私よりも六学年も下だから)驚くほど若く、そしてきっと名人になるだろうと言われていた。谷川さんも(当たり前ながら)私といっしょのペースで歳をとり、今では連盟の会長である。私の方は今から多少勉強したとしても上達はおぼつかないが、私たちへプレゼントされた知的遺産としての将棋本を、幾らかなりとも味わってから齢を重ねてゆきたいと思い、今まで読むことのできなかった谷川本を取り出して通読し始めている。「第三巻の矢倉くずしに比べて、やや高度な寄せ手筋を追究したのが本書(第四巻)の内容。次の一手や実践編など、初級者は変化を追うのが大変かもしれないが、そうした方はなんとなくでもいいから、頭の中で手を追っていただきたいと思う。 頭の中に手を浮かべていれば、やがてそれが少しずつ実際の将棋盤と駒のように動きはじめてくる。それが上達するということなのである。(谷川、同書第四巻はしがきより)」とのこと。なんとなくでもいい・・頭の中で手を追って読み進めてみたいと思う。たとえ結果として上達することが得られなくとも、読み通すことだけは達成したいと思うが、なかなか大変である。

2016年10月26日現在、四巻にさしかかっている。

2016年10月31日 「谷川流光速の決め手」を読了。残るは「光速の寄せ」の第五巻のみ。

2016年11月8日、「光速の寄せ」の第五巻を読了。谷川さんの上記6冊を何とか読み通したことになる。難しい手順が多くて、十分に追い切れなかったところも多いが・・それでもなんとか・・。

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2016年11月8日 火曜日 雨 昨日までに降りつもった雪が今日の雨で融け始めている。

桐山清澄 アマの将棋ここが悪い! 1 序・中盤の急所 創元社 1999年
(2016年11月2日・読了。奥付への書き込みを見ると、過去の私が2002年の8月27日に読了しているようだ。上達していないことは本来、反省すべき材料ではあるが、還暦が間近に迫っているこの時期、こと将棋に関しては自らの不出来を厳しくは追及しないこととする。続けているうちに少しはなんとかなってゆくかも・・。とりあえず、楽しみながら読み進めることを意義あることとしたい。)

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補註 桐山さんの3冊は、レベルが初級向けで読み進めやすい。初段を目指す人にお奨め。(2016年12月9日追記)

桐山清澄 アマの将棋ここが悪い! 2 中・終盤の秘手 創元社 1999年12月6日 読了

桐山清澄 アマの将棋ここが悪い! 3 終盤の極意 創元社 1999年12月7日 読了

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鈴木大介 アマの将棋ここが悪い! 4 四間飛車戦法 創元社 

青野照市 アマの将棋ここが悪い! 6 棒銀戦法 創元社 2002年

鈴木さんの四間飛車戦法を読み終え、11月8日現在、青野さんの棒銀戦法の「ここが悪い!」を読書中。

補註(2016年12月9日追記)青野さんの「棒銀」は難しくて、一か月後、最後の8,9問を残して、ほぼギブアップ。なかなか前進・上達できない私である。

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2016年11月10日 木曜日 晴れ

三浦九段が対局中に将棋ソフトを使ったという疑いで問題になっているということを今朝、家人から伝え聞いた。気になったので、ネットでの情報を調べてみた。明確な情報は得られないが、私が本日現在で得られた情報に基づいて考えた私見は以下の通りである。

1)久保利明さん、渡辺明さん、橋本崇載さんたちの三浦疑惑発言に明確な根拠がない。三浦さんが対局の合間に将棋ソフトを使っていたのを見た人は誰もいない。三浦さんの指し手が将棋ソフトの指し手とかなり一致していることが唯一の根拠である。このことから将棋ソフトが優秀になってきていることだけは言えるが、三浦さんが対局中に使ったという証拠にはならない。

また、持ち時間内である限り、対局中に中座するのは自由である。「不審な中座」というのは思い込みによる不審であることが考えられる。

2)パソコンの遠隔操作・通信などの技術的な証拠について: 三浦さんは、疑惑を晴らすために、ソフトのインストール有無と使用状況などを調べてもらえるように、自身が使っているパソコン4台をすでに連盟に提出している。スマートフォンなどで遠隔操作することのできるパソコンであるかどうか、またそうしたことに実際に使われたかどうかに関しては、それら4台のパソコンに関する技術的な解析で解明できるはずである。(三浦さんによると、スマートフォンの通信記録に関して、ドコモ社からは当日の通信有無の情報は得られないといわれたとのこと。)

3)動機などについて: 三浦さんのようなトップクラスのプロ棋士が対局中に他人やコンピュータの思考を借りるメリットは何もない。加藤一二三さんがおっしゃるように、直感的に、そういうことはけっしてやらないものなのである。対局中には本当に集中することが大切で、そうでなければ失敗が多く、すぐに弱くなってしまうだろう。コンピュータとは違って、人間の頭脳というものを持ってしては、器用な使い分けはできないのである。

一人の将棋ファンとしての私の希望として、(合理的な裏付けを基に)一日も早く三浦さんへの嫌疑が晴れることを願っている。

今回の出来事で考えたこと: 渡辺明さんほどの優れた棋士が、コンピュータの解析ソフトが近年非常に優秀になっていることに実質的な脅威を感じていることがわかった。10年前のお馬鹿なソフトの時代であったなら、今回の疑惑事件のような問題は生じなかったはずである。人間としては、将棋というゲームでコンピュータよりも完璧な指し手を目指すという方向では、近い将来、ある程度までのところで限界に近づくだろう。そして、そこまで極めようとしても楽しくないだろう。コンピュータのある時代ではあっても、知的なスポーツとしての追加ルール(コンピュータの不使用)を決めて、人間同士のゲームで勝ったり負けたり、楽しめば良いのである。

私の生物進化に対する常識的見解としては、これから何百年という短い時間単位では、生物としての人間の潜在能力はそれほど変化(進化も退化も)しないであろう。しかし、生まれてからずっとコンピュータに頼ることで、知的な部分が発達せず、あるいはどんどん廃用性に退化してゆくという事態は避けたいものである。(以上、2016年11月10日追記)

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