スタンダール パルムの僧院(2)

2017年3月30日 木曜日 

スタンダール パルムの僧院(下) 生島遼一訳 岩波文庫 赤526-6 1952年 (原作は1838年の秋に52日間で書かれた。出版は1839年)

・・彼女(=サンセヴェリナ公爵夫人)はただ偶然に行動した。その瞬間瞬間に楽しむことを考えてやった。が、たとえどんな行動にひきずられる結果になったとしても、あくまで断乎としてやりとげただろう。冷静にかえった彼女は少しも自分をとがめる気にならなかった。彼女が三十六になっても宮廷第一の美女でありえたのはこういう性格にもとづくのだ。(スタンダール、同・下巻、p23)

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補註 スタンダールによる美女の描写に関して、しばしば登場するレオナルド・ダ・ビンチ作のヘロディアスの像:現在ではベルナルディーノ・ルイーニの作とされている、とのこと。(スタンダール、同書、p51、巻末訳注、p459)
 ウィキペディアによると・・・
ベルナルディーノ・ルイーニ (Bernardino Luini, 1480年/1482年頃 – 1532年)は、イタリアの画家。レオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受けている。ルイーニとジョヴァンニ・アントニオ・ボルトラッフィオの2人とも、レオナルドと直接仕事したと言われている。『自分の生まれながらの根底が彼を包み込むことができたように、レオナルドから多くをもたらされた。』と記述された。彼の作品の多くが結果としてレオナルドの作品とみられてきた。彼は特に、ウラジーミル・ナボコフが『ルイネスク』(Luinesque)と呼んだ、うっすらと開いた目をした優雅な女性像で知られる。

http://art.pro.tok2.com/L/Luini/Luini.htm などのサイトで女性像(聖母像やサロメ像など)を見ることができる。18-19世紀まで、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵とされていたものがいくつかある。

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