菜園日誌 170709-170714

2017年7月9日 日曜日 晴れ

朝、リンゴの防除の作戦を検討する。恐らくドクガの卵と思われる鮮やかな黄色の集合卵がトキリンゴに多数群見られる。これらが孵化して葉っぱを食べれば木は丸裸になり、それは、この冬を乗り越えられないことを(つまりリンゴの木の凍死を)意味する。そして私は昨年同様のドクガアレルギーで悩まされることになる。妥当に防衛しなければならない。

マッチ乳剤の適用表より: リンゴ ハマキムシ類・キンモンホソガに対し希釈倍数2000倍(キンモンホソガに対しては2000〜3000倍)、収穫14日前まで、3回以内。(ルフェヌルンを含む農薬の総使用回数、3回以内)。本剤は植物体上での浸透移行性がないため、葉裏にもよくかかるように散布してください、とのこと。http://www.syngenta.co.jp/cp/items/matchec/apply/ より。

今回はZボルドーとともに、マッチ乳剤2000倍で用いることとする。

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2017年7月9日 日曜日 晴れ(極度に暑い・圃場に立っているだけで汗がたらたらと流れる)

ブドウ畑:
午前中、スピードスプレイヤー、Zボルドー液420リットル散布。1時間、軽油使用量、約4リットル。(防除は今期6回目、スピードスプレイヤー使用は今期5回目) 次回からは、450リットルでちょうどいけそうだ。

リンゴ、アンズ、ブドウの挿し木苗:
こちらは背負い動噴で、Zボルドー水和剤に加え、上記のマッチ乳剤2000倍で蛾の幼虫(ドクガなど)に対処。15リットルを担いで始めたが、少し多すぎて余ってしまった。(バラにもかけたが、ポートサンライトの若芽に薬害か?)次回からは8リットル程度でよさそうだ。

リンゴ・アンズそれにバラにはアドマイヤー粒剤(2匙/株)も併用。(今日のマッチ以後の新芽にも効くはず、7月中ぐらいは残効あり、と考える)

オニアザミを見つけて抜く。タンクの傍に巨大な一株。ブドウ畑の西側を歩いて5株を抜いた。

バラの花を摘む。今日がバラの最盛日。ナエマ(香水の名前から)、ピエール・ド・ロンサール(16世紀のフランスの詩人の名前から)の花がいっぱい。

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お昼前に、倉庫脇にてブロードキャスターのブルーシート交換。内部を良く洗い、蓋の代わりに板を差し渡して水が溜まらないように工夫し、大きめのブルーシート(2.7x2.7m)に交換した。次回のブロキャスの使用は、落葉後のお礼肥。その頃の圃場の状態が良ければよいが・・。(普通は雨続きで、トラクターは入れなくなることが多い)

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アーモンド果樹園に移動して、アドマイヤー粒剤を投与。大きい栗の木には、2倍の4匙/株。今年は、栗、アーモンド、プラム、南高梅、いずれも元気に育っている。カタツムリもいなくなった。大きい栗の木は、今が花の盛り。ハマキムシの被害は大きくなっていない。

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午後は懸案のタネ蒔き。大麦手間いらず。マリーゴールド・フレンチ。アフリカン。コリアンダーは三角ホーで簡単蒔き。カボチャの畝の北側にはエンバク7kg、残っていたヒマワリ(自家採種)、ポップコーン(2年前の自家採種タネ)など。これで今年のタネを播き終えた。二輪管理機の正転・浅いロータリーがけで覆土。エンバクなどは、トラクター:ロータリーがけで覆土。東西に4条(先週の3条に対し、重複しながら4条で覆土を終えた)。約320メートル。

さらに、ロータリーをフレールモアに付け替えて、ブドウ畝の刈り払い。14列x200=2800メートル。5km/hrで走行したので、フレールモアの作業は正味40分弱。19:40まで(の総計80分の稼働)、92:19(364.0リットル)ー93:40(371.4リットル)。軽油使用量、7.4リットル(スピードスプレイヤーと合わせ考えれば、今日は約12リットル)。家人は新しい自走式草刈り機でブドウ脇の草刈り。

トラクターのアタッチメントの付け替え、ロータリーの外し、フレールモアの装着、それぞれ1回の試技で成功したのは、私としては快挙だった。

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作業を終えて午後8時。東南の空に満月が明るい。東京で単身赴任の頃、名月を見れば杜甫の詩を思い出したものだ。今はこの地で農に働き、陶淵明の詩のように、夕闇迫れば農作業道具を片付け仕事を終えて、月といっしょに家に向かう。

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2017年7月10日 月曜日 曇り一時雨 2017年7月11日 火曜日 曇り一時雨

日曜までのうちに多くの仕事(タネ蒔き・草刈り・誘引整枝)を済ませて、一段落である。月曜・火曜と雨の予報のため、畑仕事はお休みとし、ディケンズ本「荒涼館」を読み続ける(読書ノート参照)。

晴耕雨読が本業なので、本読みは本業の面目といってもよいが、残念ながら肝心の雨の方の降りようがパッとしない。降っていないような感じでもある。札幌にしては激しい暑さと高い湿度で座って本を読んでいるだけでもTシャツが汗でびっしょりとなる。

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2017年7月12日 水曜日 晴れ・暑い

芝草を植えている場所、先週水曜日・金曜日と草刈りを行った。その刈り払った草を片付けなかったのがいけなかった。べったりと固まって、剥がしてみると、その下の芝草は腐って枯れて、地面がむき出しになってしまう。遅れてしまったが・・レーキで大量の枯れ草を集める。一日では終えられない(暑さで仕事を続けられない)。

エンドウの収穫(実取りの初収穫)。夜は豆ご飯。

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2017年7月13日 木曜日 快晴・極暑

午前中、芝草にのった枯れ草の固まりの除去。後半の半分。汗がたらたらと流れる。決して重労働ではないが、この暑さの中では重労働並に消耗する。一応を終えてから、先週の草刈り以後も雑草が伸びているので、自走式の草刈り機で刈る。全部を刈り終わるのに35分程度。不整形なので、刈り残した少面積を隈無く刈ってしまうのに手こずるのである。これも軽労働のはずであるが、この30度を超える蒸し暑さと強烈な陽射しの下では、汗が垂れ、もう働けないという状況。やはり刈られて切断された草は塊となっており、これをレーキで集めて片付ける。暑さのため、半分のところでギヴアップ。

そのあと、自走式草刈り機で、電牧柵脇の草刈り。ヒマワリと電牧柵の間を刈ってゆく。下りなので、楽である。この作業に自走式草刈り機はぴったりだ。刈り払い機だとすぐに腰が痛くなる・・それにこの暑さでは到底無理と感じる。燃料切れによるエンストまでのところで午前中の作業を終えた。

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午後はJAに。取り寄せ依頼していたアプロードフロアブルが届いたのである。(去年並にコスズメに悩まされるようなら、このような薬剤を使わざるを得ないかもしれない)。ほかにアプローチBI(ビーアイと読むようだ)を500mlx1購入。これは取り寄せなくても常時置かれているようだ。(治療剤を使わなくてはならなくなったら、その展着剤としてアプローチBIを使う予定である)。 JAでは熊手もレーキも売っていた。現在の芝草雑草の断片を集めてくるには幅広のレーキが好都合と考え、アメリカン・レーキを購入: 1000円程度と、比較的安価である。(あとで比べてみたら以前から持っていたレーキよりも爪3本分だけ幅広、爪の背が湾曲していて背高なので、芝草集めには今回購入したものの方が有利と思われる)。発酵鶏糞ペレット、15kg、12袋を購入。JAで購入するのは今回が初めてである。ホームセンターで売られているものよりも値が張るのが欠点だが、JAで扱っている今回のものが品質が良ければ、有機認証などでも登録して使えるかもしれない。

ブドウの垣根脇の草刈り。

エンドウの収穫。夜は豆ご飯。

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2017年7月14日 金曜日 晴れ・暑い(帯広では35度になるとの予報。札幌は33度。)

今日は、午前中、ブドウに鶏糞施肥、午後は草刈り(トラクター・フレールモア)の予定。

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午前中、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランへ鶏糞施肥。ふた握り/株で、15kgx8袋=120kg。120kg/800株=150g/株、すなわち、私の一握りは鶏糞ペレットでは75g弱、ということになる。

そのあと、誘引整枝。N4,3,2のソーヴィニヨン・ブラン。ソーヴィニヨンブランは自分で誘引整枝をやってくれている感じで、この時期、徒長傾向も見られず、脇芽が伸びすぎる傾向もなく、簡単に整えるだけで済むので、作業はスピーディである。

マメコガネが増えてきて、穴だらけにされた葉っぱも見かける。シャルドネN7辺りに、2株、成長点から数枚の葉っぱが切り落とされている。ゾウムシ系かコスズメ系か?

午後は残りのソーヴィニヨン・ブランの誘引整枝。そしてフレールモアの草刈りの予定。

猛暑なので無理はできない。

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午後もソーヴィニヨン・ブランの誘引整枝。S1,N1で意外に手こずった。最初から手背や前腕に痒みなどのアレルギー症状が出てきて、タリオン(抗アレルギー薬)を飲み忘れていたことに気づき、後悔した。明日の朝からお昼は士別での用事があり、明日の夕方に防除作業を行うとすると、今日のうちに誘引整枝を一通り終えておく必要があり、続けて、N4,3,2と進めた。ソーヴィニヨン・ブランはつい先週までは根元が剥離して折れやすく、こわごわとたわめてもポキッと折って後悔することが稀ならずあったが、今日はそのようなもろさは見られず、上手にたわめて誘引できる。今が誘引すべき旬の時期なのであろう。N2を終える頃にはすっかり昏くなってしまった。

フレールモアの草刈りは先送り。19:55終了。暑い一日で、お茶やドリンクの消費が激しい。

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