菜園日誌 170715-170724

2017年7月15日 土曜日 晴れ(快晴・今日も暑くなりそう)

朝から士別訪問。明日が雨降りの予報なので、夕方に防除作業を行う予定。ハードな一日になりそうである。

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士別から帰って、夕方、防除作業。いつものように、Zボルドー水和剤800倍と愛媛AI200倍、展着剤にアビオンE1000倍を用いる。440リットルで各列(現在は計13列)を通って2方向から全ての苗に噴霧することができる。同時に背負い式の動噴で、ブドウ挿し木苗(バッカス・シャルドネ・ソーヴィニヨン・ブラン)とリンゴ苗16本、アンズ苗3本にも薬剤噴霧を行う。こちらは7.5リットル程度で足りる。

薬剤散布の前に、ブドウ挿し木苗の根元の草取りを行う。この1週間でヒエやメヒシバやスベリヒユのような本格的強雑草が急速に伸びてきている。家人はジャガイモ・インカの目覚めの根元の草取り。こちらの方はジャガイモの背丈を超えている。ジャガイモでもトウヤやピルカは成長旺盛で雑草を足元に控えさせているが、インカの目覚めは小さいので雑草に負けてしまうのである。

エダマメに追肥。硫安一握り/1メートル程度(現代農業の7月号(2017年)でエダマメの追肥の必要性について勉強した)。葉っぱを食い散らされる被害もあり、対策が必要である。(ヨトウムシ・ドクガいろいろ候補が考えられるが、見つけられず、確定できていない)

お隣のNさんからメロンを3個もいただいた。

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2017年7月16日 日曜日 曇りのち雨

朝、1.5メートル支柱では間に合わなくなってきたトマト苗に2.4メートル支柱を追加。日照りが続いていた所為もあり、地面が固くて、作業は難航。右肩の痛みが酷く、半分の十数本打ったところで、残りは次の雨降り後へ先送り。

ブドウに追肥。バッカスなどの9-13の5列に、鶏糞ペレットふた握り/株。そして、挿し木苗、リンゴ苗、アンズ苗、日本小菊や赤花除虫菊株にも同様の追肥。次いで、ニンジン、タマネギ、下仁田ネギなどの株元の草取り。ぶどう園の東西の脇に蒔いた緑肥ソルゴーなど、7月になって成長を始めたものの、窒素不足の黄緑色で、しかも赤さびが出て来ている。追肥が必要である。

ブドウはシャルドネの房の実がまんまるになってきた。今年は元気な株では少し成らせてみるつもりであり、成熟が楽しみである。バラは、フラゴナールとピエール・ド・ロンサールが美しく咲いている。ほかの薔薇たちは開花最盛期を過ぎて、花殻は摘んでもらい、今は夏休みの状況である。しっかり休ませて、秋には充実した「木」になってもらわなければならない。バラにも追肥、鶏糞ペレット4にぎり/株。

お隣のAさんがキュウリ・トマトその他野菜を下さる。ハスカップが収穫できるということでお誘いをいただく。空模様が怪しくなってきたので、自家の畑の世話はそこそこにして、Aさんのハスカップ園におうかがいし、今年2度目のハスカップ収穫をさせていただく。幾らも取らないうちに雨が降り出し、今日の農作業は(お昼前で)終わりとした。

午後、夕方、読書で過ごす。

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2017年7月17日 月曜日(海の日で祝日) 雨のち晴れ間、曇り時々雨

かなり強い数十ミリ程度の雨が断続的に降り、今日の畑仕事はお休みとした。この雨で昨日蒔いた大麦やエンバク、ヒマワリやポップコーン、それにマリーゴールド、シャンツァイ(コリアンダー)などもしっかり芽吹いてくれるはずである。

先日蒔いた白花除虫菊のタネは発芽率がそれほど高くはないが、それでも30-60本の苗は育てられそうである。夏の強烈な陽射しの下では、双葉の苗をチリチリに灼いたりしないよう、あるいは今日のような雨量の日にはトレイを水浸しにしないよう、いろいろと気をつかうことである。

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午後、雨の晴れ間にブドウの誘引整枝。S1,N1,N2,S2,S5,N5。新梢の伸びは穏やかになってきた。節間は短く、主枝は細く。そこで、副梢の芯止めは葉を2,3枚残して爪で成長点を欠く要領で行う。

昨日からの雨で、大麦やエンバクの芽が出揃っている。きれいな列になってゆくのが楽しみ。

Nさん、Yさん、Aさんのお家によって、お礼のハスカップジャムとカボチャプリンを届ける。それぞれ昨日の夜、それから今日、家人が作った農産加工品である。

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雨の夕方から深夜まで、Our Mutual Friend を読み進める。Book 4, ベラとジョンのランナウェイ(駆け落ち式)結婚。次いで、Chpter 6, 川沿いを並んで歩くユージーンとリジーの別れの場面、そしてすぐ後に続く、殺害重致傷事件。

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2017年7月18日 火曜日 曇り一時雨(朝のうち雨)

雨のため、畑仕事はお休み。
Our Mutual Friend を読了。
スクワット、132.5x3x1、107.5x8x3。
右肩関節痛が酷くて今日まで上半身の筋トレは差し控えていた。が、安静にしていても良くならず、却っていろいろと(背や左肩まで)痛くなってくる。筋トレ不足で身体のバランスがとれなくなってきている症状のようだ。そこで、軽い重量で始めて、幾つかの運動を行ってゆくこととした。

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2017年7月19日 水曜日 曇り(午後は涼しく、湿度も低く過ごしやすい)

ブドウの誘引整枝。月曜日の続き。主にシャルドネ。S6,N6,N7,S7,S8,S9それからN12。

マメコガネを十数匹捕まえる。葉っぱの被害も目立つが、ブドウの成長・成熟に大きな被害を残すことはない程度だ。卵、数カ所で見つけて除去。ちょうど孵ったばかりのカメムシの幼虫たちも一網打尽で捕まえた。不完全変態で、カメムシの形で孵る。(ちなみに、テントウムシは完全変態なので、卵の集団の傍でテントウムシのような雰囲気の虫の集団を見つけたとしても、それはテントウムシではなく、カメムシなどの不完全変態の昆虫が卵から孵った状況なのである)。ブドウの葉っぱの裏に、綿の塊のような白いドームが付いているもの、2個を除去。これは先日解剖してみたところ、卵であった。蛾の類いの卵か、はたまた蜘蛛の卵か、勉強不足でわからない。コスズメの大をシャルドネの列で見つけた。今期、現行犯で捕まえるのは初めてである。台木の5Cの列で、コスズメの中を見つけた。何と、バッカスを接ぎ木してやっと出てきた新葉の裏で見つけたのである。発見が一日遅れたなら、接ぎ木部分の葉っぱは完全に食いつくされていたことだろう。今日のところは、コスズメは2匹見つけただけであった。ほかにコスズメらしき食害の株を2,3見つけたが、下手人を見つけることができないので、コスズメとも断定できない。葉っぱを付け根から落とす(喰ってしまったように見える)虫には、ほかにクロヒメゾウムシがいる。マメコガネ、コスズメ、ともに直ちに危急の状況ではないので、耕種的方法で対応し様子を見ていく。コスズメ被害が激しくなる場合には農薬を使うこともやむを得ないだろう。

ブドウ苗では下葉が黄色くなっているものも見られるが、べと病の徴候は全くない。今のところ、予防に成功している。

大麦が芽生えて、耕した畑の上に緑の列ができて綺麗だ。

夕方は7時半まで。夏至から一ヶ月が過ぎ、日も短くなりつつある。バラの切り花。フラゴナール、ピエール・ド・ロンサール、レディオヴシャーロット。

ヒマワリが咲き始めている。プラドレッドとも、ミラクルチョコレートとも言えないようなパレット咲きの矮性ヒマワリが咲いている。自家採種だからいろいろな父親(花粉)由来の面白い花が見られるかもしれない。百日草も鮮やかに咲き始めた。

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2017年7月20日 木曜日 曇り・時に晴れ間

朝、ビート、ポット苗の定植。20ポットほど。タネを蒔いてから1か月ほどしてからの定植となった。ポットに根が回っているというほどになっていないので、もう1週間ほど後でも良かったかもしれない。株間50cm、モミガラをいれておいた畝なので、植え付けは極めて簡単に終わる。

ついでブドウの誘引整枝。シャルドネ、バッカス、5C、ソーヴィニヨン・ブランの順で一巡を終え、午後3時半。7時間以上も延々とやっていたことになる。月曜日から今日の木曜日までで26列1280本の誘引整枝を一巡できた。主枝の伸びは落ち着いてきて、徒長を示すものはほとんど見られなくなった。節間は狭くなり、茎は細くなり、自然に芯止まりしてきたものも多い。8月上旬の一巡で芯止めしてまわるぐらいを考えている。

2,3週間前は脇芽がドッと吹き出してきた時期だったが、今は脇芽の活動は落ち着き、キーワードは「巻きひげ」である。成長点に巻き付いてUターンさせてしまうもの、成長点を折ってしまうもの、葉っぱをグルグル簀巻きにしてしまうもの、その他諸々の暴れようである。

コスズメ、大4、中2、小1、捕殺。他にコスズメは見つけられない被害苗多数・・いよいよコスズメ被害が本格的になってきた。対処しなければならない。来年の結果母枝を充実させるための大事な時期なのである。ほかに、ヨトウムシ5cm程度の細長いもの3匹、シャクトリムシ小1、緑色の卵の一群(虫眼鏡で数えると15個が整列)、白のドームに被われた卵3群、マメコガネ十数匹、など、拿捕。7月の暑さを経て、一挙にブドウの葉っぱを食べる動物が増えてきたようだ。

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百日草が鮮やかに咲く。ヒマワリではプラドレッド・ミラクルチョコレートなど、矮性パレット咲きがどんどんと咲き出した。コスモスもピンクから咲き始めた。

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2017年7月21日 金曜日 晴れ

朝、エダマメ苗の防除。ハスモンヨトウに対しマッチ乳剤x3000、ヨトウムシ類・フキノメイガに対しアディオン乳剤x3000、愛媛AIx60。乳剤には展着剤は不要。背負い動噴で最初9リットル、これでは途中までしかかけることができず、15リットル(よって、計24リットル)を調製して、丁寧に散布した。エダマメを作り出して4年目、最初の3年間は薬を使うことなくエダマメ栽培ができたのだが、今度はヨガやドクガの発生が多く、苗の葉っぱが穴だらけになってきたので、薬を使うことにふみきった。脱皮阻害剤は残効も期待している。

11時から自走式草刈り機でブドウ垣根の両脇の草刈り。葡萄の枝を轢かないようにして、でもできるだけ際剃りするように心がける。自走式草刈り機は優れもので、草刈り作業が苦行ではなくなった。それでも痛めている右肩がまた酷く痛み始めてしまった。週末に防除を予定しているので、それに間に合わせるよう、6往復。午後は残りの7往復、プラス、トマトやスィートコーン・下仁田ネギの脇の畝を刈り払った。ブドウの垣根下は上手に刈れた。しかし、トマト脇ではコントロール不良による失敗多く、これは畝の土がどれだけ締まっているかに依るようだ。どうやらトマト栽培ではマルチを使った方が良かったように思いだした。草たち(イヌビエ・エノコロ・メヒシバ・スベリヒユなど)のものすごい暴走状態である。

終わったのはやはり午後7時半。草刈りだけで6時間、それでも一日で200メートル列を13列すべて終えられたのは、今後の作業の見通しを明るくしてくれた。

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2017年7月22日 土曜日 曇り

畑仕事はお休み。ヘア・カット。筋トレ、132.5kgx3のあと、ひさびさに120kgx8x1にトライし、成功。

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2017年7月23日 日曜日 曇り

朝、ブドウの防除。いつも通りZボルドー水和剤。コスズメ、2列で2匹を捕まえる。一挙に増えてきているわけでは無さそうなので、今日の防除はいつも通りのボルドー(プラス・愛媛AI)のみで経過を見ていくこととした。スピードスプレイヤー440リットル。散布作業は正味40分程度、軽油使用量、4リットル程度。

手分けして、私はブドウ挿し木苗の支柱立てと誘引。先週も草取りを行ったが、1週間後にはもっと激しい雑草繁茂である。防除に関しては、リンゴと一緒に、動噴でボルドー液散布。9リットルでやや足りないぐらい。これら挿し木苗も来年は何とかしなければならない。ずいぶんと手間取っている。

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トマトの収穫。露地栽培でも漸く少しずつ採れ始めた。

エンドウの収穫。今日ですべて取り終えて終了。4月9日の種まき以来、約100日のエンドウ栽培であった。今年はモミガラのおかげか、非常に良く育てることができた。

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夕方、芝草刈りと刈草の片付け。お隣のAさんが、小型の無人無線操縦ヘリコプターで私たちの圃場風景を撮影してくださった。

ブドウの誘引整枝、4列。コスズメ、3匹。(午前の2匹と併せると、今日は5匹)

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2017年7月24日 月曜日 曇り時々晴れ間(朝、霧雨)

朝、霧。霧雨で畑の草やブドウはびしょ濡れである。ただし、ブドウの根元の土は乾いている(だから、雨量はとても少ないだろう)。この程度に葉っぱが濡れていても、それが数時間も乾かなければべと病は感染できるのである。だから、天気予報が晴れ続きでも油断がならない。べと病蔓延に必要なほどの露や霧雨で充分にブドウが濡れている場合もあるはずだ。草が濡れているので、早速、私の靴も靴下もぐっしょり濡れてしまってからの作業開始となった。(いつも、ゴアテックスの靴を用意しておいた方が良い・・と反省)。

今日は昨夕からの続きで、ブドウの誘引整枝、主にコスズメとマメコガネ退治。午前7時過ぎから午後2時10分までで全ての列を回り終え、今日だけで27匹の大中小のコスズメ幼虫を退治した。昨日の5匹と併せると、26列に32匹を逮捕した。けれど被害株はずっと多いから検挙率は恐らく50%以下、厳しい状況である。犯人不明の被害株では、1)天敵(たとえばヒバリやカラス)によってすでに退治されている、2)無事に終齢を終え、サナギとなって地下に潜っている、など考えてみるが、3)丁寧に捜しても葉っぱや枝に紛れて見つけられない、という情けない可能性が高いのかもしれない。

去年の秋には「来年の夏はブドウも大きく育って、多少のコスズメ被害は<金持ち喧嘩せず>でさらりと受け流せるかもしれない」と期待していたけれど、今年のコスズメ被害が始まってみると、主枝すなわち来年の結果母枝候補の成長点とその近傍の葉っぱを丸刈りにされてしまうので、来年の収穫をごっそり食べられているような被害を意識してしまう。<金持ち喧嘩せず>からほど遠く、どうしたらよいのか・・呆然としてしまい、貧すれば鈍す感がある。

また、マメコガネは数えていないが50匹程度か。こちらの方は、葉っぱを食い散らかすけれども、それほど深いダメージは感じない。コスズメのように主枝の成長点を狙ったりせず、成熟した葉っぱの末端を食べているだけなので。また、コスズメと違って一時的なもので、もうすぐ下火になってくると知っているから。

トマトの収穫。脇芽欠き。

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夕方、シカ除け電牧柵の脇の草刈り。自走式草刈り機のおかげで、綺麗に、楽に草を刈り払うことができた。一周で約800メートルの電牧柵まわりを、外回り・内回りで周回、計1600メートルの刈り払いが2時間ほどで終わった。午後7時50分、終了。

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