もとよりときには首を切られることもあるだろう・・阿Q正伝

2017年10月8日 日曜日 曇り

魯迅 故郷/阿Q正伝 藤井省三訳 光文社古典新訳文庫 2009年
(阿Q正伝の原著は1921年)

彼は焦って、眼の前が真っ暗になり、耳がワーンと鳴り出して、気を失いそうだった。しかし彼は完全に気を失うことはなく、焦るいっぽう、平然としており、彼の意識の内では、人はこの世に生まれたからには、もとよりときには首を切られることもあるだろう、という気がしていた。・・・(中略)・・・もっともわかっていても同じことで、彼はただ人はこの世に生まれたからには、もとよりときには見せしめのため引き回されることもあるだろう、と思うだけなのだ。(同書、p145)

*****

********************************************