まちかど紀行

梨か桜か

 

2010年5月20日

実は先日紹介した花が、梨か桜かわからない。

13丁目の手前で見つけた白い花。枝に対する花の付き方から推し量ると、遠目にも梨(ないしピンクだったら桃)系の花だと思ったのだが、考え出すとわからなくなってしまう。白の桃の花とどうやって見分けるのか。あるいは、こんなふうに枝に鈴なりに咲くような桜の園芸種はないのか。よくわからなくなってしまった。この「梨の木」は、先日紹介した「梨の木」とほぼ同じもの。すなわち、こちらが梨なら、あちらも間違いなく同じ品種の梨の木である。花が散って、葉っぱが出そろい、実が見えてくると、正解がわかってくるかもしれない。気長に観察すれば楽しいのだ、と思うことにした。

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こちらの写真は先日紹介した梨の木と道をはさんで対岸に立っている林檎の木。葉っぱがずいぶん出てからゆっくりと花を咲かせる用意をしている。

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確か、この木には秋には小さな姫林檎の実がいっぱい下がるのだ、と思い出の中で記憶をたぐり寄せてみる。しかし、今となっては定かではない。ひょっとすると、林檎のようなカリンの木だったかもしれない。今年は秋まで続けて観察してみようと思う。
白石の街の花はバラ、ということで、サイクリングロードはバラとバラ科が多い。野バラをはじめさまざまなバラの新芽が、今は芽を開きはじめたところ。バラ科の代表はやっぱり桜。私ならサクラ科と名付けたいと思うように、5月の開花からはじまって紅葉の散るまで、私たちを楽しませてくれる。ほかにも、バラ科の花は木瓜もあればヘビイチゴもあり、この道の周辺だけでも本当にさまざま。

梨か桜かなんて、どっちにしてもよその庭の果樹であって、果実を世話するわけでもない通りすがりの身の私ではある。が、やっぱりこの年になっても初めての花との出会いもあり、名前は何だろう、苗字は何だろうといろいろ気になる。バラ科の花たちはとりどりに魅力的だ。

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2010年5月20日付けWEBページより再掲

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