二種法身:法性法身 vs 方便法身

2018年2月26日 月曜日 晴れ

阿満利麿 法然の衝撃 日本仏教のラディカル 人文書院 1989年

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 ・・このような仏教の真理の二重性、つまり人間の宗教的要求に応じることができる形象をもっているということと、人間の認識の及ばない超越性というあり方は、親鸞の発明ではなく、大乗仏教の典型的な思考方法である。この論理に逸早く注目したのは、中国の曇鸞であったことはよく知られている。曇鸞は、この真理の二重性を、「二種法身」と呼んだ。「法性法身」と「方便法身」である。後者は、前者に根拠をもち、前者は、後者となってはじめて人間にすがたをあらわすことができるのだ。(阿満、同書、p157)

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