ヨシヤ王と一神教王国の誕生

2018年6月29日 金曜日 曇り(時々雨)

岡田英弘 世界史の誕生 ちくま文庫 1999年(オリジナルは筑摩書房・1992年)
一神教王国の誕生
 ヨシヤ王は、前六二一年、イェルサレムのヤハヴェ神殿の修復を行った。この修復で、神殿から「申命記」の写本が発見された。その内容によると・・これは、本来は部族同盟の契約であったものを、唯一神の信仰の契約にすり替えた新解釈で、ヤハヴェが滅ぼすというのも、すでに百年前に滅びた北部の王国のことであったが、イスラエル王国の故地を回復したばかりのヨシヤ王は、「申命記」の主張をまともに受け取った。全国で神々の祭壇や神像が破壊され、祭司たちは追放された。一神教王国の誕生である。・・・(中略)・・・
 ・・これらの文献は、古い多神教の時代からの伝承の物語を材料に使って、それらをすべて、ヤハヴェ神とイスラエル人との間の契約の由来を語るものに、作り替えたものである。(岡田、同書、p68-69)
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