Maugham Summing Up

Maugham Summing Up

2015年2月16日 月曜日

オーディオブックで WSモームの The Summing Up を聴了。

一昨年 2013年の春夏に久しぶりにモームの代表的作品のいくつかを読み返した。 Of Human Bondage, The Moon and Sixpence, The Razor’s Edge, Painted Veil, Liza in Lambeth, などなど。

この冬は The Summing Up からスタートすることになった。モームの自伝的小説が Of Human Bondage だとすれば、The Summing Up は、自伝的エッセイ集といった感じ。演劇や小説を中心に文芸評論にもなっているし、宗教に関しても考察され、実践人生論哲学も語られる。

モームのこの The Summing Up は、作家の晩年に書かれたものだと思う。高校時代16歳の私は、モームが Of Human Bondage や The Summing Up の中で語るどことなくシニカルな斜に構えたような人生論に対してストレートには賛同しきれなかったものである。しかし、今こうして40年以上も歳月を隔てて読み返してみて、モームの深みがあって温かい率直な気持ちの表出をとてもありがたいものとして受け止めている。読み終えたとたんに、あるいは読んでいる途中ですでに、時期をみてもう一度読み返してみたいと思っている本。特に今回は、紙の本を持っていなくて、ダウンロードしたオーディオブックの音声だけで聴いたので、やや心許ない。よって、近日中に紙の本も手に入れて、折に触れて開いてみたいと思っている。

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Of Human Bondage で描かれた思想が、今回はエッセイの中でもう一度語られる。オーディオブックの Section 67(紙の本の Chapter 66) など。以下は、オーディオブックの最後の1時間半ばかり、第66章から77章ぐらいまでをキーボードに向かってリアルタイムでノートをとってみたものである。もとより、私のヒアリング能力とタイピング技能では片言の単語記録になってしまう。これはやむを得ない。備忘録的役割。

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Chapter 66

Expression of myself

Coherent

My instinct

My ignorance

実践哲学(行動指針のようなもの)

アナトール・フランスの「王様と人類歴史の逸話」(歴史の書物、大冊から一行へ要約)

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Chapter 69 (Section 70)

God: 宇宙の創造者 Creator of the universe

existence of God; presence of God

religion

mystics; mysticism

ecstacy of mystics

remains a great mystery

Brahman of Upanishad

agnostisism: God does not exist

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Chapter 70

Life after death, immortality

Incompleteness of life

Consciousness, migration of consciousness

spiritual fullfillment

philosophers

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Chapter 71

What I am here for?

Life has no meaning.

What difference?

egoism

self-assertion

end of human activity

self-realization (Goethe)

no-one-else’s self-realization

moralist, sacrifice

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Chapter 72

pattern of life

free will

determinism, determinist

rigid determination

cause and effect

physicists, Heisenberg, Einstein

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Chapter 73

life worth living

pessimism

imagination

no explanation for evil

I am not a pessimist.

I have been glad to live.

adapt myself

thought of suicide

of his own will

suffering of life

write for amusement of myself and amusement of my readers

look forward to old life without dismay

perfect life include old age

pleasure of youth

extinction of desire

old age has more time

the taste improves

without personal bias

free of lust

it has completed the pattern

Goethe limited himself more carefully

no need for future life

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Chapter 74

Spinoza

I dramatize them

measurable distance of death

future is so short

final and abosolute freedom

tolerable health

continual food for reflection

senselessness of life

certain design

pattern

perfect life will be perfectly realized

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Chapter 75

egoism of man

he escapes from human bondage

his journey

three values

truth

beauty

goodness (love)

wisdom of ages

make belief

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Chapter 76

beauty

beauty alone as meaning in life

final justification for misery, — in life

it is still beauty I still value

tired of passive contemplation

museum, now worthless

my own judgement

beauty, relative

absolute beauty, futile

esthetics, emotion of beauty

sexual instinct

body mind

attractive to man, physiological

remind us of —

novelty

esthtic emotion

time, creation of beauty

esthetic value

Keats

complicated one

picture, symphony

mystic rupture

great work of art

Meistersingen

liberation from human ties

mystics, union with God

pleasure

J. Bentham

mystics, rupture, works

create art, enjoy art

the value of art

full of inevitable evils

humility, tolerance, wisdom, magnanimity

art

beauty of nature

justification of human existance

art is living

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Chapter 77

goodness

love

pure and simple, sexual love

loving kindness (Maugham), heavenly love (Plato)

affection

comfort rather than exilarattion

burden

love is not always blind

unworthy of love

defect of love

it is like dancing

loving kindness

better part of goodness

virtue

homage

real goodness

my mother, her death

look from a distance

lacking reality

shadowy

God, immortality, mortality

extenuation

indifferent universe

affirmation of our independence

perfect without being tedious

right action, in meaningless life

Plato

turmoil of practical affairs

right action?

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単語の意味など、補注:

Chapter 69

Brahman of Upanishad: http://en.wikipedia.org/wiki/Upanishads など参照。

Chapter 71

self-assertion http://www.thefreedictionary.com/self-assertion
Noun 1. self-assertion – the act of putting forth your own opinions in a boastful or inconsiderate manner that implies you feel superior to others
2. self-assertion – the act of asserting yourself in an aggressive manner

assert 自信をもって物事を断言する 強く主張する

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Chapter 76

beauty alone as meaning in life: HH補注: モームは、その前半生においては強い唯美主義者。Of Human Bondage のパリ時代、月と6ペンスの主人公の画家の生き方などに明確に描かれている。

Jeremy Bentham http://ja.wikipedia.org/wiki/ジェレミ・ベンサムなど参照。人物: 功利主義の立場から自然法を批判的に論じた。法典化を推奨し、後世の国際法学に影響を与えた。英単語のcodify(法典化する)もinternational(国際的な)も彼の造語である。他にも、maximizeやminimizeなどの多数の造語は、既存の用語による先入観をできるだけ排除して新たな方法論を記述するための努力の結晶といえる。 彼の名前は、日本では「ベンサム」と表記発音され英語圏でも[ˡbenθəm]と発音されるのが一般的だが、語源から言えば古英語のbeonet(コヌカグサ)とham(村落)に由来するため[1]、tとhをつなげて読まずに[ˡbentəm]と発音する方が本来は正しいとされている[2]。日本でも特に法律学者は伝統的にベンタムと表記することが多いようである[3]。これには強力な異論もある[4]。本項では一般的なベンサムという読みを採用する。以上は、http://ja.wikipedia.org/wiki/ジェレミ・ベンサムから引用。

Keats 私の聞き間違いでなければ詩人のキーツのことだと思う。John Keats (/ˈkiːts/; 31 October 1795 – 23 February 1821) was an English Romantic poet. He was one of the main figures of the second generation of Romantic poets along with Lord Byron and Percy Bysshe Shelley despite his work having been in publication for only four years before his death.[1] 以上は、http://en.wikipedia.org/wiki/John_Keats から引用。

magnanimity n 度量の大きいこと 寛大さ ウィキペディアによると以下の通り http://en.wikipedia.org/wiki/Magnanimity :

Magnanimity (derived from the Latin roots magna great, and animus, mind, literally means greatly generous) is the virtue of being great of mind and heart. It encompasses, usually, a refusal to be petty, a willingness to face danger, and actions for noble purposes. Its antithesis is pusillanimity. Magnanimity is a latinization of the Greek word megalopsuchia which means greatness of soul and was identified by Aristotle as “the crowning virtue”. Although the word magnanimity has a traditional connection to Aristotelian philosophy, it also has its own tradition in English which now causes some confusion.[1]

Noah Webster of the American Language defines Magnanimity as such: MAGNANIMITY, n. [L. magnanimitas; magnus, great, and animus, mind.] Greatness of mind; that elevation or dignity of soul, which encounters danger and trouble with tranquility and firmness, which raises the possessor above revenge, and makes him delight in acts of benevolence, which makes him disdain injustice and meanness, and prompts him to sacrifice personal ease, interest and safety for the accomplishment of useful and noble objects.[2]

Chapter 77

extenuate vt 情状酌量して軽減する extenuation n 情状酌量

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Dawkins, An Appetite for Wonder (2)

Dawkins, An Appetite for Wonder つづき

2015年2月3日 晴れ。

disc 4 ボーディングスクールの続き。信仰について、父母から意見をするようにと学校側から指示されたときに、父がきっぱりと断った。
オックスフォードの動物学への進学。
オックスフォードのすばらしいチュートリアル制のおかげでしっかりとした教育を受けられたこと。たとえばヒトデの水管の解剖生理に関して学習。
マイク・カラムから受けた広範で親身なチュートリアル。オーストラリアでの再会。弔辞。

disc 5 ニコ・ティンバーゲンの研究室への進学。教室選び: 余り熱心になれない biochemistry ではなく、philosophical interest のより高い研究課題として、zoology なかんずくティンバーゲンの(ローレンツらとともに創始した)ethology (動物行動学)を選んだ。
ティンバーゲン教室での最初のテーマとして、nature or nurture? をヒヨコのつつき(ついばみ)行動を調べることで研究していった。光は上からというのはどうやらヒヨコにとっては innate 生まれつきであることを発見。
Medawar の講演を介して Carl Popper について知る。
Hamilton の kin selection theory を知る。25歳のときのレクチャー。 selfish gene の考え。
コンピュータプログラミングに熱中。
教室の後輩マリーと結婚。アイルランドへの新婚旅行。

disc 6 動物行動学のアシスタントプロフェッサーとしてバークレーへ。60年代後半のベトナム反戦運動。ヒッピー。
ニコ・ティンバーゲンに呼ばれてオックスフォードへ帰る。魅力的なリサーチグラント。2回目のアプライでオックスフォードの lecturer ポジションを得る。博士課程を終えたマリーとの共同研究。
コンピュータで、ドーキンス・オーガン。
コオロギの鳴き声の進化シミュレーションモデル。(メスコオロギが廊下の中央のシーソーを通過して魅力的な歌の方に進む回数をモニター)
労働争議でコンピュータ実験ができなくなった機会に The Selfish Gene を書き始める。

disc 7 The Selfish Gene 1976年まで。 科学的系譜。トリヴァース、ハミルトン、メイナード・スミス。遠くはハルデーン、RAフィッシャー。
トリヴァース、ハミルトン、メダワーの書評。
ダーウィンへの思い。

このオーディオブックは2013年刊行。明晰な英語であり、今回はテキストブックなしに、オーディオブックだけで通読。

予定では2年以内 (2015年) に続編すなわちドーキンス35歳からが描かれた自伝が出ることになっている。

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Dawkins, An Appetite for Wonder

2015年1月30日 金曜日

Dawkins, ‘An Appetite for Wonder: The Making of a Scientist‘, Harper Audio, 2013

右膝関節が痛むので、今日もトレーニングは休むこととした。残念。これも焦っても逆効果なので、勉強に今日一日を捧げることで償う。

リチャード・ドーキンスの ‘An Appetite for Wonder: The Making of a Scientist‘ unabridged Harper Audio, 2013. を今夕から聴き始める。CD 7枚、約8時間。

CDのジャケットには、 A memoir by the author of The Selfish Gene and The God Delusion と書かれている。この2冊がドーキンス氏の主著であることはファンとして深く肯ける。私もこの2冊がとりわけ好きである。そしてこれからも何度でも読み返して理解を深めたいと考えているオールド・フィデル・ファンなのである。

1枚目は、祖先の話から、リチャード2歳まで。お母さんのジーンといっしょにお父さんのジョンと別行動でケニアをあとにして南アフリカ方面へ向かうところまで。ファミリーの歴史を聴けることで1900年前後のイギリスのとある一族の暮らしが具体的にわかる。母方のお祖父さんはマルコーニの電信の技術に関して30年代から50年代の代表的な教科書のようなものをものされた。父方のお祖父さんもシェイクスピアを読む学識深い人、父はピーター・メダワーとぴったり同時代でオックスフォードで同じ教授の講義を同じ教室で受けたはず、博物学の学者を輩出している家。コロニアル時代のケニア、第1次大戦(ドイツ対イギリス・ベルギー[ケニアの隣はあのレオポルト2世のベルギー領コンゴ])でも次の第2次大戦(イタリア対イギリス、ただしアフリカでのイタリアは余り強い戦いは行わなかったようだ)でも戦場になったアフリカのこと。身近なライオン・フラミンゴ・サソリなどの動物のこと。(今日のヒアリングでは聞き間違えがあるかもしれず、気がつけば追って訂正します)

何冊ものドーキンス本のファンたちなら誰でも知っている進化の知識の応用編が随所にちりばめられており、それらがユーモラスな語り口で語られ、聴いていてほのぼのとしてくる。ファンクラブにはいっていてよかったとしみじみ思う、お年玉プレゼントCDといってよいだろう。

ララ・ワォード奥さんの朗読は1枚目の後半、ジーン母さんの台詞のところから入ってくる。ここでも二人の朗読はぴったり息が合っていてほほえましい。

リチャード2歳は、孤独で寡黙な虫めずる博物学者の卵というよりは、言葉の達者な人付きの良いお子様だったとのジーン母さんの証言。将来花開く言葉遣いの深さ巧みさは、栴檀は双葉より芳しないし三つ子の魂百までということだろうか。そういう分類からいうと、私はむしろ寡黙に蟻や蟹の行動を観察研究する博物学者の様相を呈する3歳児だったと故冨子叔母さんの証言から思い返したりする。朗読中にそんなことを考えるので、聞き間違いが起こるのである。CDの2枚目以降は虚心で傾聴続けることにしよう。

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2015年1月31日 晴れ disc 2 聴了。

disc 2: 南アフリカでの幼年時代、イギリスへの一時帰国、再び南アフリカでの少年時代。お母さんの日記。火事、落雷、飛行機体験。1949年、8歳でイギリスへ帰国。帰国の客船での出来事、赤道を越えるときのお祝いのお祭りの時のジーン母さんの仮装、荒波。ジョン父さんは植民地の農務省の仕事を辞めて、親戚から相続したオックスフォードシャーのファーム経営へ。大好きだったドリトル先生。宇宙船に乗って冒険する少年の遊びの世界。そして、リチャード13歳、プレップ寄宿学校(パブリックスクール)へ。

同時代の日本の子供たちが、原爆と敗戦からスタートしなければならなかったのに比べて、戦勝国イギリスの子供たちは恵まれていてうらやましいと思う。しかし、私たちはこんな幸せな子ども時代のお話を聞いて、妬むのではなく、自分たちの子供たちをこんな風に幸せに育てるべく、できる限りの愛情を子供たちに注いでゆけばよいのだ。

ドーキンス氏の発言: ドリトル先生には人種差別思想が感じられると非難する向きもあるが、ドリトル先生には anti-species-ism 種非差別主義思想がある。私も同感。10〜11歳頃の私の愛読書。anti-species-ism はドーキンスさんの造語か? 綴りがわからないので、私なりに綴ってみた。種非差別主義 = 種平等主義 は私の訳語。シュ sh-sh の発音に関しては聴き取りにくく同音異義語もあり、朗読に不向きな訳語となっている。要改善。

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2015年2月1日 快晴(青空そして月明かり)ところにより吹雪(札幌西と苫小牧西の間で道央自動車道は閉鎖)

ドーキンスさんの朗読で disc 3 を聴きながらパソコンでノートをとってみた。綴りも自信なければ、冠詞の選択・単数複数の区別、すべて不確かであるが、しっかりと聴こうとしていた証拠としての読書ノート。

リチャード13歳、寄宿学校での日々、そして父母のもとで過ごす休暇。恵まれた13歳。50年前ではあるが、貧しい出自のジョージ・オーウェルの寄宿学校時代、その苦しい思い出話と好対照をなしている。オーウェルをはさんでさらに50年前のデイヴィッド・コッパーフィールド氏(ディケンズ)とドーキンス氏とは100年の時間差があるがほとんど同じような寄宿学校の思い出・記述が続く。

disc 3
13 y.o., 1954
critical, skeptic
to demand evidence
confirmed? (parents)
gentleman farmer (father)

Chapter 7
holiday, the dirty old Land Rover (cheaper than Jaguar)
family traditions
photographic presentation (father)
spongebugs (father to mother)
ceaselessly creative mind (father)
tractors
organic farming
barley binder
good fellowships (mother & father)
slashing machine
juvenile fictions
Treasure Island (Stevenson)
Arthur Ransome
elder brother (Mike, now, brother-in-law)
uncle Bill
young David Attenborough

Chapter 8
Andrew
Shkespeare, Henry IV, Henry V
mathematics
cruelty of children
science master
Boyle’s law
11 houses, house personality
tribal human impulse
group they belong to
a boy of African origin
group label
bell boy

脚注:
1.Boyle’s law: ボイルはオックスフォード在住だから、理系のリチャード少年にとっては郷土の偉人といってよい。思うに17世紀、リチャード少年1954年よりも300年前ぐらいか。国王でさえいぶかる研究課題、すなわち「空気の重さを計っていた」ボイル。ガリバー旅行記(1700年頃)のラピュタ編ではさまざまの奇妙な科学者が描かれるが、スイフトのターゲットとする多くの科学者の中でもボイルはピカイチ。ただし稀に見るホンモノ。
2.君の瞳はスポンジバグ? 褒めているのか茶化しているのか意味不明瞭。spongebug に関してグーグル検索でも引っかかってこない。博物学者のお父さんならではの美しいアナロジーか? もしかすると、未熟な私のとんでもない聞き間違いかも。解決したら追って訂正します。2015年2月1日 日曜日

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