菜園日誌

自然薯(1)

自然薯栽培に挑戦。

2015年4月18日 土曜日 夕方、苗20株、到着。

2015年4月19日 日曜日 家庭菜園の畝に植え溝の試し掘り。

2015年4月20日 月曜日 お借りした畑の測量、線引き、植え溝掘り、2条。午後はあいにくの雨。しかもかなり強い雨が降り続いた。

2015年4月21日 火曜日 朝、雨上がり、圃場の水捌けを観察。午後、クレバーパイプに赤土を詰め、設置。一畝、10本分。この畝の株間を40cmとした。

2015年4月22日 水曜日 晴れ。午前中に、残りの一畝に、クレバーパイプ設置。8本分、株間50cm。両脇と中とで計3本、畝間の溝掘り。二畝分のマウンドを築く。

午後は、暗渠設置のお手伝い。夕方、再び、マウンドを築く作業、つづき。

2015年4月23日 木曜日

(お借りしている)畑に一本苗18本、定植。水やり。

T町の家庭菜園の畝に、二本、定植、株間50cm。水やり。こちらは畝幅150cmなので、十分な大きさのマウンドを築けない。やはり、十分な広さの畑で作業を進めるべきだったと反省。それに(圃場が狭くて足場がとりづらく)時間もずいぶんと余計にかかった。

ただし、どちらかが何らかの要因で全滅などという危険に対して、若干の保険担保の意味を持たせたかったのである。いろいろと条件を変えて結果を見てみたい。RAフィッシャー並みの実験計画には遠く及ばないものの、いろいろなやり方を経験して、自分なりの正しい知見を積み重ねてゆきたいという実験を好む気持ちがいつもある。たとえば株間、あるいは、圃場の陽当たり、動物をはじめとする自然環境、などなど。

昼前にはエンドウの風よけの設置。

午後は、暗渠設置作業。

今までのうちでも最も多くの作業をこなした一日。腰にきている。

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2015年4月24日 金曜日 曇りのち小雨のち晴れ

朝、曇り空。風が寒い。予報では午後一時小雨となっているので、自然薯上付け位置への水やりは不要と判断した。 午後、予報通りの小雨も上がり、夕方には晴れて、夜は快晴、三日月。

桜の開花は函館で満開、札幌で4分咲きというテレビ報道。自然薯の植え付けは地温10度、桜の満開の時期に合わせてということなので、今回はちょうどぴったりの時期に植え付けられた。

株間に関する考察: 株間が広ければお日様のエネルギーをその分多く受けられて貯蔵されるエネルギーも多い、すなわちお芋の大きさも大きいと期待している。が、政田農園さんの推奨は株間30cm。今回の作業で理解したのは、パワーシャベルを使わないマニュアル畝作りは大きな労働を要すること身をもって深く理解した。だから、ほぼ同等の大きさのお芋の収穫が得られるならば、株間を出来るだけ狭くした方が楽だということになる。その結論が30cmの株間と推察される。

とすれば、今期、40cmよりも50cmの株間で増収が見込めるような誘引などの工夫を考案してみたい。

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2015年4月26日 日曜日 晴れ 陽射し強い。風も強い。

家人と自然薯の畑で作業。家人は三角ホーでギシギシの除草。私は、牛糞堆肥を一畝20リットル当て載せ鍬で軽く耕してなじませた。さらにブドウの絞りかす堆肥(半年なのでまだ堆肥にまで熟成が進んでいないが)を一輪車で3杯運んで載せ、同様にして鍬で耕してなじませた。家人は自然薯の畝が乾かないようにと去年のカボチャの乾いた茎を載せてくれた。が、量的に十分でなく、明日以降さらに乾き止めを載せなくてはならない。何を使うか?

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2015年4月27日 月曜日 晴れ 風が強い。

朝、自然薯畑を見に寄る。昨日載せたブドウ残渣は地表ではほぼ完全に乾いてしまっている。如雨露で水やり。約20リットル。

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M市のサクラ(オオヤマザクラ)が咲き始めた。家庭菜園自然薯植え付け畝、朝9時半の深さ10cmの地温はちょうど10度。

自然薯を植えるにはちょうどぴったりの時期に植え付けられたのはOKとして・・・問題は不在中の水やりである。この大切な時期に圃場を留守にしなければならないというのは、去年の秋の時点では想定外の事態であり、自然薯だけでなくトマトその他の播種等々、非常に厳しい予定変更を迫られている。

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自然薯に関して、毎日水をやれれば問題ない。

しかし、4月29日(水)から5月6日(水)までの連休中、Y氏の介護ケアプランなどの打ち合わせのため岡山県T市に長期帰省の予定が入っている。自然薯の幼苗たちはこの期間を水やりなどの世話なしで乗り切らねばならない。予報によるとこちら空知地方は5月4日の月曜日が曇り一時雨。それまで一週間にわたって晴れで気温も高い(最高気温が18度から22度)日々が連続する見込みである。 http://www.tenki.jp/forecast/1/2/1500/1222.html より。  つまり、小規模の旱魃だ。

4月28日火曜日つまり明日の夕方が最終の水やり。よって、それから5日半のあいだ、地下約10cmのところで(漸く眠りから覚めて活動を開始しようとしている)自然薯の一本苗たちが乾かないように工夫しなければならない。

わら縄の使い古しがあるので、これを適当に切って畝の頂上に敷き、その上から不織布で被って乾き止めにしようかと考えている。昨年買っておいた不織布を倉庫から取りだしてきた。私の背よりも高いから幅180cmである。これなら自然薯の畝をほぼ被うことが可能である。わら縄をどのくらいの長さに裁断すれば適切か、今日の夕方にでも試行しながら考えてみよう。

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午後はシラカバの植樹。自然薯畑にまわれたのは夕陽が沈む頃。不織布を畝の長さに切ってペグ(黒丸)で止め、わら縄を適当に切って載せ、如雨露で水をやり(計3回、40リットル)、不織布をベタ掛けし、本日の作業終了。午後7時20分でもうほぼ真っ暗であった。わら縄の長さは、自然薯に関する限りはどんな長さでもOKと考えた。

明日の午前中、不織布をはずしてしっかり水やりする予定。

明日の午後はシラカバ植樹の続きの予定。400本(400メートル)のスカイライン・シラカバ並木、10年後、20年後、そして30年後が楽しみだ。(40年後とも書こうと思ったが、私自身はその頃もはやシラカバ並木を見られないかもしれない。)

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2015年5月25日 月曜日

一ヶ月以上経つのに未だに芽が出てこない。どこまで芽が伸びているのか、案内棒の麓をほじって探索してみたい気持ちにかられる。が、することは他に多いのだから、そして、結果の如何で行動を選択するわけでもないのだから、今は我慢。

全部腐って芽が出てこなかったりしたらどうしよう、などと不安になったりもする。

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2015年6月12日 金曜日

自然薯の芽は一つも出ていないのである。バックアップとして大浦ゴボウの種も注文してしまった。

何がいけなかったか、わからない。これから芽がでてくる可能性は低いだろう。科学する心からは以下の指令がやってくる:20本のうちまずは何本かを抜いてみることが現状把握につながるのだ。幼稚園の時か、私の植えた朝顔の種がいつ芽が出るだろうか、育ってきれいな花を咲かせるだろうか、とても心配だったことを思い出す。

それでもまだ一本も抜かないで今日も過ごしてしまったのである。

ゴボウの種が届いてから抜いてみるのでも遅過ぎはしないだろう。ゴボウばっかりも食べきれないから、やっぱりニンジンも蒔くべきか? 一畝は残しておいて秋ダイコンでも作ればよいのかもしれない。こんなことを考えていても辛いから、いまから少し読書。昼間の疲れで寝込んでしまうかもしれない。携帯で目覚ましもかけてから読書開始しよう。

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2015年6月18日 木曜日 晴れ

久しぶりに良いニュースです。

自然薯の芽が出てきました。待っていた甲斐があったかもしれません。

予想していたような極太のシュートではなく、線香ほどの太さのか細い芽です。それでもさすがにヤムイモなので、一気に2,30cmも伸びている株もあります。

今日はインゲンだけでなく、自然薯のネット張りも仕上げました。支柱も立ててやりましたが、か細いのできつい誘引はかけられません。風で揺れて実にはかなそうです。

税金の支払いや電話連絡、荷物の受け取り、その他いろいろあって今の時刻になりました。

遅くなってしまいましたが、これから畑に種まきに行ってきます。少しでも多くの時間をこの畑で過ごすことが大事だと思うので、わずかでもタネを蒔いてきます。

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夏至に向かう週末、夕方は19時50分まで、種蒔きで過ごす。水曜日に下段の4畝、約300平米、次いで木曜日の夕方で同じく下段の2畝、約150平米。70メートルの長大な畝だが、水糸をぴんと張って直線を出して、それを何度かやっているうちに少し要領がつかめてきたかもしれない。

2015年6月19日 金曜日 晴れ

コスモスその他のタネを注文。

測量の線引きのために、巻き尺(100メートル・50メートル)、TRUSCO製の金属製ピンポール6mm径50cmを50本(1本が税抜き234円)、プラスチック境界杭を20本(幅70mm長さ450mm・1本税抜き322円)なども注文。

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