菜園日誌

イチゴ栽培日誌

2015年5月16日 土曜日

グリーンマルチを敷いてやる。2条植えの中央を低くして黒番ちゃんで止める。どうやるのか今まで想像もできなかったけれど、やってみれば難なくできた。ちょっとプロっぽい。

方法:
マルチの真ん中を条間中央に合わせ、両端で止める。イチゴの位置でマルチの長軸に垂直に小さな切れ目を入れ、イチゴの株をつかんでその穴を通す。黒番ちゃんで裾を止めてできあがり。

イチゴの株をマルチの穴に通すのは簡単。コンパニオンプランツのネギやムギなどもそれぞれ穴を開けて通してやった。ギシギシはナイフで切って除去。

2015年5月17日 日曜日

過リン酸石灰(以後、過石と呼ぶ)を4mあたり8握り(約400グラム)、マルチの上、中央の窪みに乗せる。支柱の棒で中央に幾つかの穴を開ける。雨が降れば過石が溶けて穴から土へと落ちていくもくろみである。こんなやり方を実施するのははじめて。昨年、過石を溶いてトマトに葉面散布しようとしたけれど、なかなか上手に溶けてくれなかったのを覚えている。今度はうまくいくだろうか。おいしいイチゴには過石が決め手とのこと(私のお師匠さんの井原さんより)

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5月23日 土曜日

イチゴ、白い花の花盛り。葉っぱも元気そう。ランナーも盛んに飛び出してきた。この時期のランナーはカットすべきか、ほっとけばよいのか?

2015年6月13日 土曜日

四季成りエランの実が少し赤く色づいてきた。

2015年6月17日 水曜日 晴れ

エラン、宝交早生、一気に赤く色づいてきた。今日は初収穫。テーブルの上に2個。

ほんもののイチゴの味。梅子お祖母さんが育てていた5月のイチゴの味を思い出す。

2015年6月18日 木曜日 晴れ

お昼休みに宝交やエランをもいでその場で食べてみる。酸っぱいのや甘酸っぱいのやとても甘いのや、いろいろで、(家庭菜園としては)最高の出来だ。

2015年6月23日 火曜日 曇り時々小雨

イチゴ、ボールで4つ分の収穫ができた。とりたてのイチゴの味は甘さが酸っぱさとうまく溶け合いすばらしい味わいだ。いっしょにとりたてをいっぱい食べられないのが残念だが、Kさんに頼んでコンフィチュールやジャムの瓶詰めにしてお裾分けしたいと思う。

宝交早生は甘く、四季成りエランはサトホロに似たホロ酸っぱさだ。その宝交早生も甘い生クリームをかけて食べると、甘さが前面から後退して、上品な酸っぱさがはっきりしてくる。とりたてをそのまま生食するのが一番だとは思うが、いろいろな楽しみ方も面白いかもしれない。

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2015年7月3日 曇りのち晴れ

火曜日から木曜日まで3日間の雨、この間、家を留守にしていたので、イチゴの収穫が4日ぶりになってしまった。雨の被害と、とり遅れによる劣化。当たり前だけれど、とり遅れたイチゴは不味い。

今年のイチゴは2条植えで5メートル程度だが、これで十分に手間がかかる。家庭で楽しむ程度であれば、せいぜい5ないし10メートルで十分。30cmの株間であれば、苗は33本から66本程度。

イチゴ苗を用意するのは8月の仕事、定植が9月初めごろか。その頃は圃場のやりくりが意外と難しいのである。

マルチをかけてから苗を定植すべきか、それとも今年のようにマルチなしで越冬させてから5月の初めごろにマルチをかけるべきか。ーーー北海道の場合はマルチをかけて定植し、その状態で冬を越すのがスタンダードかと思う。

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2015年7月6日 月曜日 晴れ

朝、数分でイチゴの収穫。今日ごろでほとんどイチゴの最終収穫である。初収穫の6月17日から今日まで3週間弱だ。やっぱり今日も、とりたては酸っぱく甘く美味しい。ただし、大きさまちまち味もそれぞれひどく違っていて面白くもあるが・・・出荷やプレゼント向きとはとてもいえない。アマチュア自家用家庭菜園ならではの楽しみを与えてくれた今年のイチゴの収穫であった。L氏には瓶詰めのイチゴジャムをプレゼントする予定である。ココナッツミルク味と、ストレートタイプとが用意できている。

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2015年7月18日 土曜日 雨

これが最後だと思いながら今日もイチゴを収穫。四季成りエランの収穫期は長い。

今日は夕方から雨がひどくて、圃場の土が流されないかと心配になる。水曜日に播いたところはどうなってゆくだろうか。水曜日に掘った6つの穴にはどのぐらい水がたまってしまうのだろうか。

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2015年9月16日

イチゴ苗、植え付け。2条植えで、南から北へ、サトホロ(23株、水野さんからいただいた上等の苗たち)、宝交早生、四季なりエランの順。別の場所に、もう一条、四季なりエランを20株余り。

2015年9月24日

驚いたことに植えたばかりのイチゴ苗が引っこ抜かれたり、葉っぱが全部食いちぎられていたり! 毎日やってきているシカの仕業に違いない。

不思議なことに上等苗のサトホロが残されていて、宝交早生がほとんどかんぴなきまでにやられている。上等苗のサトホロは小さくしまっていて、シカにとってはごちそうに見えなかったためかもしれない。来年からの栽培はサトホロ中心にしてゆきたいとも思っていたので・・・不幸中の幸いか。

多難な出だしである。気を取り直して、イチゴが欠損した畝では、コンパニオンの九条ネギなどを補植して、あたかももともとの計画通り、何事もなかったかのように育ててゆけばカッコがつけられる、と慰めてみた。

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