学ぶこと問うこと

税金を理解しよう

<以下、2001年3月5日付けのWEBサイトより再掲>

2001年3月5日 月曜日

昨夜の雪であたりは白銀の世界。新雪は真っ白できれい。

ただし、横断歩道を渡るときは、転ばないように毎日気をつけています。

今年のように雪の多い冬は、雪のけのできない状況のうちにすんでいるお年寄りにとっては危機的です。重い雪でうちがつぶれてしまう危険があります。三笠市では5年に1度の今年の大雪で、危ないおうちが70件以上もあるとのこと、朝のNHKのニュースで知りました。

確定申告の時期です。アルバイトで暮らしをたてている大学院生のみなさん、確定申告にゆきましょう。「税金を理解すれば社会の仕組みが見えてくる」というのが私の持論です。ことあるたびに大学院生にはこのことを話しています。といっても、詳しい講義をするわけではなく、「自分でちゃんと勉強しとけよ」と突き放しているわけです。従って、こんなことを言うときの私に対する学生の反応には冷たい無言のあざけりのような雰囲気を感じます。今の時代、自分でしっかり勉強しとけよ、といわれて、じゃあ本でも選んでみようか、と行動に移す学生が果たして存在するでしょうか。それを自覚しつつそれでも先輩面して無意味なアドバイスを繰り返すのは、教師の習い性とはいえ、無視、ないし無言の冷笑を受けるのも致し方のないところでしょう。

ただ、改善の余地はあります。「税金を理解すれば社会の仕組みが見えてくる」、と話しても、じゃあ、どんな仕組みが見えてくるのか、知らないから想像もつかない。だから、その辺のところを少しでも話してあげれば、なるほどそうだったのか、ということで、あとは自分で勉強できるようになる人も中にはいると思います。コミュニケーションの十分な時間がないのと、学生と教授の双方の歩み寄りの場がないために、お互い不毛な関係が続いているのではないでしょうか。

というわけで、「バイオ研究者・大学院生のための便利メモ」のページで、医学部の学生や大学院の学生に少しでも役立つようなバイオ研究者にも役立つ汎用知識を少しずつ充実させる予定にしています。「税金を理解すれば社会の仕組みが見えてくる。じゃあ、どんな仕組みが見えてくるのか」は、是非書いてみたいと思います。

まだ当分の間、一行も書く余裕がありません。今日は、本職の遺伝子治療と再生医療の計画書を書いて一日がかりだと思います。

<以上、2001年3月5日付けのWEBサイトより再掲>

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