まちかど紀行

謎の山作業

札幌冬景色: 謎の山作業

午後3時、ミルクティーを飲みながら、ふと目線を挙げて眼の前の山を見る。すると、B小学校の裏手の山の一区画だけに雪がないことに気づいた。よく見ると梯子か階段が麓から稜線まで登っている。眼をこらして観察すれば、麓近くに作業員と思われる人、2人を見つける。さらに稜線の近くにもヘルメットをかぶった作業の人が二人。雪の残っている山の斜面にももう一つ階段が麓から稜線へ続いている。これらはいったい何で、何の作業をやっているのだろうか。雪は溶かすのは不可能、そこだけ雪が降らないわけもなかろう、とすれば、この一区画だけ墨色の融雪剤を撒いたのだろうか。以前に畑の雪解けを早めるために炭の混じった融雪剤を撒く映像を視たことがある。しかし、そうだとしても、何のために雪解けを早める必要があるのだろうか。

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小学校の裏山に、とっても面白い子供たちの遊び場を造ってあげている、3月の卒業式か、4月の入学式に間に合わせたいので、作業を間に合わせるために今懸命に進めている、などという仮説が一番建設的であるが。まさか。小学生のためにそこまですることもない時代だろう。不思議な風景で、正解らしきものさえ思いつけない。春になって雪が解けて、もしここに足を運ぶ機会があったなら、今の疑問の答えをレトロスペクティブに探索してみたいとも思う。

 

以上、2010-03-04WEBページより再掲

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