菜園日誌

菜園日誌 160621-160622 ニラとトウガラシのコンパニオン植え

2016年6月21日 火曜日 夏至 曇り、午後一時雨、夕方から晴れ

ウェブ情報によると、2016年の夏至の瞬間は、日本時間で「6月21日午前7時34分」とのこと。

除虫菊、日本小菊、九条葱それぞれの苗を128ウェルのポットから9cmプラポットに鉢上げ。これでこの春からはじめた128穴のポット育苗はすべて9cmポット以上の段階へと進んだことになる。

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反省: 私たちのように屋外で128穴ポット苗を育てる場合、この頃の雨続きですっかり水浸しになって苗をダメにしてしまった。特にトウガラシのような排水不良に弱いものが手ひどくやられた。対策としては、ペーパーポットの底に不織布ないし細かい目の網のようなものを敷いて土の流失を防ぎながら、トレイは水抜きのできるもの(すなわちザル形式になっているトレイ)を使うべきだったろう。私たちの今回用いたトレイはペコペコで水を与えても不均等になりやすく、雨が降れば排水が難しく水額死になってしまった。これでは、排水不良で苗を弱らせてしまうのは当然である。来年はもう少し上手に大きな苗に育てられるよう、やり方を改良したい。

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夕方、エダマメのポット苗、マリーゴールドのポット苗、イボ竹支柱などを畑に運んだ。今日は、四月九日に植えた絹莢エンドウの列に、花豆インゲンのタネを植えた。先週の日曜日(6月19日)には、実取りエンドウの根元にインゲンのタネを蒔いていったのだが、(雨で時間切れだったため)こちら、絹莢エンドウの列に蒔くのは今日になってしまった。去年に続いての、エンドウとインゲンの二毛作であるが、いつ頃にインゲンを蒔くべきか、判断が難しいところである。肥料としてはモミガラ堆肥ができあがったので、追肥として用いる予定である。

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夜、家人をM駅まで迎えに行った帰り、正面に満月。山の端からでたばかりで、とても大きく見えるお月様。

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信州から注文していたアンズが届いた。家人は加工に挑戦。今回はオシャレな瓶も取りそろえている。アンズジャムは酸っぱさとアンズの味わいが相まって絶品になる。

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2016年6月22日 水曜日 晴れ

朝、T町の家庭菜園でニラの収穫。 これは昼ご飯の焼きそばなどに使う予定である。

もう一つ目的がある。このニラの古株(一昨年の春に私がタネを蒔いて育てていたものだから立派な古株である)を掘り上げて、コンパニオンプランツのニラといっしょにして、今日はトウガラシ苗を植える予定である。(井原さん「図解 家庭菜園ビックリ教室 農文協 2000年、p48-50 参照)

青枯れ病 対策はコンパニオンプランツ。トウガラシの苗の根に接してニラかネギの古株をいっしょに植える。または10cmぐらいの隣接でもよい。ニラは球根を二〜三個、ネギはネギボウズを刈り取った古株二〜三本を根つきのまま植える。ネギやニラの根から分泌する物質が役目を果たすとされている。(井原、同書、p50)

今回は、トウガラシの苗、鷹の爪を10株、激辛ナンバン(普通のナンバンより激しく辛いとラベルに書かれている・・が品種名は不詳、ホームセンターで購入)4株を、黒マルチ、2条植え、株間80cm〜1mの予定。目標は、来年のストチュウ用にたっぷりと激辛を収穫することである。「ストチュウ液にニンニク汁、激辛トウガラシ汁をまぜて噴霧器で害虫退治に使うのである。春と秋のダイコンやハクサイなどの防虫にも卓効。(井原、同書、p50)」とのことで、私も今年から実践しつつある。愛媛AI、ヨモギエキス、そして(私が昨年収穫した)札幌大長トウガラシエキスの混合液である。効果に関しては、今のところ「効いていそう」だ。

一方、自家用のピーマン(アキノ)は、激辛組との混植は避けて、T町の家庭菜園に4株植えてあるが、このところの雨続きで、パッとしない成長ぶりである。7月になって気温が上がればぐんぐん伸びてくるのであろう。去年も夏の初めは小さく、それから漸く大きくなって、秋になっても最後まで実ってくれていた。

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畑仕事、午前中から午後2時半までで、以下のような仕事をこなした。昨日までの雨続きに対して、今日は急に気温が上がったのか、湿度も高く、動くのが億劫になるような天候であった。
1.トウガラシとニラの定植、14株。苗が干上がりそうになっていたので如雨露で水やり。
2.生き残って何とか育ってきたエダマメの定植。(味勝り、奥原早生、鶴の子、それぞれ15株弱)
3.フレンチマリーゴールド、約35株、定植。
4.アフリカンマリーゴールド、約60株、定植。
5.実取りエンドウのサヤ、早取り収穫。少々。
6.ニラ、10株程度、株分けして定植。
7.サボン草、一株、畑の取り付きの麓縁に移植。

昼食後、イチゴの収穫や、トマトの支柱立てと誘引など、畑仕事の第二部の予定である。

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補注 ニラとトウガラシのコンパニオン植えの手順
いろいろ試みたところ、
1)別々に植えようとすると、マルチに大きな穴を開けざるを得ない。また、効率も悪く、すっきりしない。
2)そこで、トウガラシの苗のポット根鉢を崩さずにニラの苗と一緒に左手でしっかり握り、右手で移植ごてを操作してマルチの穴の直下に植え穴を開き、左手の苗をポトリと落とし込んで土を寄せる、という操作だと、一度に植えられて、簡単で気持ちよく進められる。
恐らくは誰がやっても何回かの試行錯誤の後に当たり前に到達する手順だとは思うが、私にとっては今回が初めての手技だったので、取りあえずご報告しておきたい。

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