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扇/祭りの原理

2016年12月12日 月曜日 雪

何日も雪降り続いている。

高速道路では事故があったのだろうか。千歳方面の車線が渋滞して(止まって)いる。札幌方面はよく流れている(ので、雪のためではなく、片側の車線で事故があったに違いない)。こんなに雪が降り続いては、生活や仕事が大変である。倉庫の屋根の積雪も心配であるが、道がこんな状態では畑を見に行くことも躊躇われる。Hs大学図書館から借りている本を返却しなければならないが、天候が回復するのを待っていたら、期限を過ぎてしまいそうだ。今日は、どうしても返さなければ。

ブドウ苗発送に関する連絡を待っているが、月曜日朝現在、連絡を受けていない。

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吉野裕子 吉野裕子全集 第1巻 扇/祭りの原理 人文書院 2007年(オリジナルは、扇の初刊が1970年、祭りの原理が1972年)

踊りと扇
先生(日本舞踊協会会長の田中良画伯)は扇の使い方をおおよそ
(一)構え
(二)迫力
(三)見立て
(四)外連(げれん)
の四通りにわけられる。(吉野、同書、p38)

扇と神事
扇と神事の関係と扇の起源をさぐることが自分にのこされた研究分野ではなかろうか。
私はやっとこういう結論にたどりつき、自分の道を見出した思いで息をついた。(同書、p45)

民俗学とは過ぎ去った世の人の心をたどる学問であろう。わずかな時間に多くのことを教えてくれたおばあさんのことはいつまでも忘れられない。・・おばあさんのいった「ああ、ティダ?」といった言葉のやさしさのなかに、太陽に対する思いもうかがわれるように思った。(吉野、同書、p51)

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大陸における団扇の起源
大陸における団扇の起源は古く、周時代ともいわれ、漢時代には班固の「竹扇詩」をはじめ、ウチワが詩につくられていて、「晋書」には王羲之が六角扇に字を書いたことがみえている。八角の団扇もあって、摺りたためる扇の出現だけは、北宋の神宗の時代、日本からの輸入をまたなければならなかったが、ウチワの種類は豊富であった。(吉野、同書、p64)

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