まちかど紀行

チューリップの芽 続報

 

2014年3月24日 月曜日

 

雪解けの進む路地にチューリップの芽 続報

団地の庭の雪解けもどんどん進み、昨日はじめて角のところに地面が見え始めた。

今朝は銀行振込の所用があり、札幌の大通まででかけた。冬場通常は地下歩道空間を歩いてシティ銀行のビルまでたどり着けるため、めったに地上を歩かない。が、今日はいつもと違って三菱東京UFJ銀行で振込をしようということで、地下鉄の改札を出て地下をしばらく北上して、この辺かなというところで地上にでてみれば、ずいぶん北に行きすぎていた。信号がない地下歩道の距離感が、通常の大通り周辺の地上歩行距離感覚とずいぶん隔たっているのに驚いた。地上の歩道をぐるっと回る。歩道脇の植え込み花壇の土の上はすっかり雪が解けていて、チューリップの芽が並んで現れているのに気づいた。

歩道を並んで歩く女の子たちが、「今日は10度にもなるんだって」と話しているのが耳に入ってきた。暖かくなったのだ。私は薄手のダウンのジャケットを羽織ってでかけた。けれど、少しだけ外を歩くぐらいなら、ジャケットは必要なかった。三菱からはじめて住友そしてシティと銀行3つをまわって歩く。銀行のドアをくぐってカウンターに到達する前に暑くて上着を脱ぎたくなる。カウンターバンクの前でジャケットを脱いで足元に置く。

 

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夕方、コンピュータを久しぶりに開けてみると、2001年3月23日付けWEB記事「雪解けの路地にチューリップの芽」が出ていた。すっかり忘れてしまっていたけれど、13年前のほとんど同じ日付で、同じようにチューリップの芽を見つけている過去の私、それと今の私とが二重写しになっているようなWEBになっている。

2001年の記事には「これからは、毎日のように次々と新しいページが開かれてゆきます。今年の春は、札幌の街中に咲くいくつかの花の名前をご紹介したいと思います。名もない花などないのですが、忙しすぎて尋ねる余裕がないのです。この春は少しだけゆとりを持って花の名前を聞いてみます」と書かれている。2001年の私だから、円山動物園のシロクマたちと同じ町内、宮ヶ丘に住んでいた頃だ。

2014年の私、今はやっぱり札幌に住んでいるけれど、大谷地だから札幌でも西の外れだ。気候はもちろん宮ヶ丘と変わらないけれど、面白いことに中央区と厚別区で天気はずいぶん違う。大谷地から中央区のリアルスィング・ジムに通っているのでそれがわかるのだ。たとえば、冬、環状通を平岸から中之島辺りを過ぎると今までの大雪がぴたっと降り止んで陽射しが射すことが多かった。逆に雪の中を帰っていてやっぱり中之島から平岸辺りで雪がぴたっと降り止むことも多く経験した。今思うと、国道453号線辺りつまり平岸中之島通り界隈局所的に雪雲の谷ができやすい地形になっているからかもしれない。素人考えなので、間違っている可能性大だけれど。

天気のことはさておき、これからの私は、気候も札幌とは違う新しい町に移り住もうとしている。空知の豪雪地帯だから札幌より少し雪解けが遅いかもしれない。チューリップの顔見せを目撃するのは3月あるいは4月の何日のことになるのだろうか。

 

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今週末はL氏の引越のお手伝いで東京に出かける予定。暖かければ東京のサクラが見られるかもしれない。

 

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