菜園日誌

番線張り完了

2018年4月18日 水曜日 晴れ
畑の北西方向には遙かに雪の浦臼の山々が連なる。

浦臼の山々。コンパクトカメラのズームを望遠側に振って、露出をマイナス1.3補正した。
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昨日に続いて今日も番線復原作業。
方法としては、まず両方の隅柱をすべてチェックして金具や鎖などが紛失・紛糾している場合には補修を行う。S字フックを用いる隅柱に関しては、あらかじめ鎖にS字フックを配って引っかけておくと良い。
次いで、4番線(白ラベル)を張りながら降り、4番線を隅柱に固定。次いで3番線(青ラベル)を隅柱に固定してから、登りながら3番線を張っていく。これで1往復。
2往復目は2番線(赤ラベル)を張りながら降りていき、隅柱に2番線を固定。最後の1番線を隅柱に固定してから、登りながら1番線を張っていく。これで2往復目を終え、全ての番線を張り終えるのである。
秋に番線を降ろすときは、必ず1番線から2,3,4の順序で降ろしていくこと。特に4番線に関しては、必ず右の番線は右に、左の番線は左に降ろすこと。(今回、これが紛らわしくて混線したケースは皆無であった)。
この春は、去年よりも(見かけ上だが)20cm以上延びているラインが多く、驚いた。鋼線の伸びにくさを考えると、隅柱が引っ張られて間隔が狭くなっていることが考えられる。一方、逆に(見かけ上)ラインの長さが足りなくて隅柱に固定できず、複数のSフックを用いたり、鋼線の端を一旦ほぐしてリングをつくり直してから改めて固定しなければならないラインもあって、実に不思議である。これも(鋼線が伸びたり縮んだりしたのではなく)隅柱の傾きが変わったと考えると説明がつきやすい。
朝から始めて、昼食を挟んで午後も続け、午後4時5分、全ての番線をほぼ張り終えた。1日半の工程であった。
さて、次の作業はブドウの棚上げである。北側のカラムの西側からスタート。試しに20本ほど行ってみた。もう少し思い切って(去年の初冬に)剪定しておけば良かったと反省させられるものがある。2本立てでも複雑だが、4本立てで残しているものなど、今期の整枝作業が繁雑になって残念である。
今年は去年と打って変わって、枝が凍害を受けていないようで、これが剪定不足に思われる最大要因のようだ。去年の春は凍害が激しく、ほとんどが株元からの再スタートとなってしまったのである。これならスパスパ思い切った剪定など必要なかったのであった。しかし、今年はほとんど凍害が無しに、多くの枝が生き延びたので、剪定不足の感が否めないのである。
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冬囲いの覆いを取りはらったバラ・トランクィリティ。去年の春は激しい凍害症状だったが、今年の春は樹皮が緑で元気そうだ。
バラの冬囲いを一株だけ取り除いてみた。トランクィリティーー覆いを取り除いてみると、樹皮が緑色だ! 凍害の激しかった去年は樹皮が茶色で枯れている枝がほとんどであったが、今年ははっきりと生きていて、雪解け後たった1週間の現在、すでに新芽が緑である。バラたちも上手に冬越しできたようだ。
トランクィリティ。冬越しした新芽がすでに膨らんでいる。葉っぱまでが越年したのには驚いた(たった一枚だけだけれど)。
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ブドウ・バラともに冬越しの成績が優秀だったことの一番の要因は、8月1日以降に芯止め作業などを積極的に行い、いわゆる「秋伸び」を徹底的に予防するよう努めたことが大きいと考えている。
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