国民国家化がいわゆる近代化の本質

2018年8月9日 木曜日 雨

岡田英弘 誰も知らなかった皇帝たちの中国 ワック 2006年(オリジナルは1998年・原書房)

 

・・国民国家は、ヨーロッパにとどまらず、新しい国土の争奪戦を全世界に繰り広げて、またたくまに世界地図のほとんど全面を、西ヨーロッパ、北アメリカの国民国家の領土に塗り替えてしまった。この国民国家化が、いわゆる近代化の本質なのである。

そういうわけで、国民国家の時代に生まれ育ったわれわれには、国家というものがまだなかった時代のことを正しく理解するのがむずかしい。つい十八世紀以前の歴史に国民国家の観念を当てはめて、「古代国家」とか、「都市国家」とか、まちがった使い方をしたくなる。(岡田、同書、p226)

 

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