agriculture

庭木の自然風剪定

2018年12月6日 木曜日 曇り
峰岸正樹 庭木の自然風剪定 農文協 2001年
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樹形は樹種によって個性的
・・庭木というものは、その樹種ごとの自然樹形を基本としたいものです。(峰岸、同書、p13)
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自然樹形を作る基本は光
・・自然樹形とは、長年かかって、木自身が「大透かし」「中透かし」をしてできた樹形なのです。(峰岸、同書、p16)
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大枝の切り方
・・大枝をノコギリを用いて切る場合、とくに気を付けなければならないことは、切り終わる直前に、切り落とす枝の重みで切り口が裂けないようにすることです。切り口が裂けると、残す枝や幹の樹皮、その内部まで裂け、大きな傷となってしまうことが多いからです。(峰岸、同書、p64)
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補註: 上の写真は、私たちの庭のイチイの木である。いわゆる自然形とは対照的な仕立になっている。これだと各枝が手の平いっぱいにもろに雪の重みを受けてしまう。多くの年月を経てすでに主枝の根元の多くには雪折れの裂け目のあとが見られる。が、とりわけ今年は(庭木の手入れをお願いしているHbさんが手をお怪我されていたため)例年通りの冬囲いの委託ができなかったので、雪害が心配である。イチイという樹種の自然形はどんな形になるのだろうか? 積雪2メートルにも及ぶこの豪雪地帯での自然形は、雪の重みを逃しやすいような樹形であるかもしれない。比較的温暖な本州の自然形とは異なるものかもしれない。これから風景を見る時に気を付けてみたい。
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