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オールド・ローズとつるバラ図鑑

2019年2月25日 月曜日 晴れ


寺西菊雄他編 オールド・ローズとつるバラ図鑑674 講談社 2006年


ノイバラ Rosa multiflora  原生地:韓国・日本 特徴:日本の各地に自生し、一重の小輪が房咲きとなる。枝は細くトゲがあり、大きく成長する。トゲのない品種もあり、台木に利用される。秋には赤い実をつけ、庭園用のつるバラとして人気が高い。咲き方:一季咲き 春の開花:遅い。 樹形:O型・・しなやかな枝が人の背丈の倍以上伸びるクライマー。大型のブッシュになる。壁面に向く。(同図鑑、p26)


オオタカネイバラ Rosa acicularis  花色:ローズピンク 原生地:東アジア・北アメリカ北部 特徴:内陸の寒冷地を好み、主に北海道・東北地方に自生。現地では6〜7月、温暖な平野部では5月上旬頃、一枝に1輪ずつ4cmほどの花を咲かせる。暑さに弱い。 一季咲き 春の開花:早い。樹形:H型・・ほぼ直立性で、人の背丈を上回るほど枝が伸びる。窓辺やオベリスクなどに向く。(同図鑑、p13)


カラフトイバラ Rosa prattii  原生地:中国西部 特徴:花茎5cmほどの一重咲き。咲き方:一季咲き。春の開花:早い。樹形:J型(クライミングタイプ、人の背丈ほどの大型のシュラブ。窓辺などに向く。) (同図鑑、p12)


マイカイ(玫瑰)Rosa maikai  花茎:中 香り:ほとんどない 花色:濃いピンク 原生地:中国 特徴:丸弁・八重平咲きの中輪花。枝は太く、根元から多くの枝を出し、半直立に繁茂する。自立した株立ちとなり、枝の上部に開花する。花名は「赤く美しい玉」を意味する。庭木としておもしろいバラ。 別名:ロサ・マイカイ、メイクイ  春の開花:中間 樹形:J型(クライミングタイプ、人の背丈ほどの大型のシュラブ。窓辺などに向く。)  (同図鑑、p15)


ハマナス Rosa rugosa 原生地:日本・朝鮮半島・カムチャッカ半島 特徴:北海道・本州北部の海岸の砂地に群生する。・・球形の大実は食用にもなり、リンゴのような香味をもつ。 春の開花:早い。 樹形:C型(ブッシュタイプ。横張り性で株立ちが多く、ブッシュになる。庭の中央に向く。)(同図鑑、p19)


ロサ・ダマスケナ Rosa damascena  香り:強香  原生地:中近東 特徴:きわめて濃厚な芳香(ダマスク香)をもつため、古来、香料用に栽培されている。一枝に2〜5輪つけ、6〜8cmほどの中輪花が咲く。花弁は25枚前後。枝はやや横張り。比較的温暖な気候を好む。 別名:ダマスク・ローズ。 咲き方:一季咲き。春の開花:中間。樹形:J型(クライミングタイプ、人の背丈ほどの大型のシュラブ。窓辺などに向く。)(同図鑑、p18)

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補註 昨日、台木のノイバラを注文した。いろいろと下調べ中。


補註 私がバラを初めて栽培したのは中学生の頃だから早くも50年も前のこととなる。サカタのタネなどのカタログを読み込んで、本当は本格派の四季咲きピースなどを育てたかったのだが、自身の置かれた環境(ほとんど全く地面に余地がない)を考えると無理と思い、妥協としてハマナスの苗を(自分のわずかなお小遣いから通信販売で注文したのだ。) 庭先に控えめに植えたハマナスは病気になることもなくすくすくと育ってずいぶんと花を楽しませてくれたのであった。 さて、今では私も、自家のブドウ畑に混植する形である程度の地面を使うことができる。おもしろいアイデアでバラ栽培に挑戦してみたい。

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