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肺癌プロジェクトの現在地点

2018年4月13日 金曜日 曇り
今年の2月に、私たちの樹立した抗体が基となった抗体医薬の第1相試験のスタートが公表された。最初は、非小細胞肺癌の患者が対象である。
かなり大きなバイアルに入った私たちの抗体の姿を想像してみる。たとえば、200mgの抗体・・なんて、基礎実験に終始していた私たちには想像もつかないぐらいの巨大な量である。おそらく白い粉末・・えーっと・・水に溶かしてたとえば1mg/mlのタンパク濃度、そしてグロブリンだから〜100mmol/l程度のナトリウム濃度の水溶液になるのであろうか。(補註:対照的に、アルブミンは塩濃度が低くないと水に溶けない)。製剤になった姿をいつか見てみたいものだと思う。
私が治療の開発研究を始めて、初めてモノクローナル抗体を作ったのが1984年だから、今から34年前になる。ようやく最初の一つがここまで辿りついたのである。ずいぶんと時間がかかった。

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