Evolution: The Triumph of an Idea

Zimmer, Evolution: The Triumph of an Idea

2015年1月16日 金曜日 Zimmerの進化本を読み始める。これもオーディオブックで聴くが、残念ながら縮刷版の朗読でCDでは6枚のみ。

Zimmer, Evolution: The Triumph of an Idea, William Heinemann, London, 2001 Audiobook Read by Peter Thomas, Harper Collins Publisher, 2001.

IMG150116033前半、まずは、ダーウィンの進化論のきっかけとなったビーグル号航海が詳しく紹介される。2枚目、進化論の元となったエッセイ1844年、そしてウォレス、1859年の出版。ケルヴィン卿の反論、ラザフォードの発見したアイソトープ比率による年代測定法。

2015年1月18日 雪 午前9時、読了。ただし、縮刷版。

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Dawkins, The Blind Watchmaker

 

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Richard Dawkins, The Blind Watchmaker, first published by Longman 1986, reissued with an introduction 2006 Penguin Books.

ditto, read by Richard Dawkins and Lalla Ward, BrillianceAudio no Compact Disc, unabridged, 2011.

2015年1月15日 木曜日 読了 いつものドーキンス本である。が、いつもながら非常にわかりやすい英語、そしてその語り口がすばらしい。ララ・ウォードさんとの読み合わせの受け継ぎも絶妙で、オーディオブックで聴いていてそのまま理解できる。

内容に関しては、すでに30年近くも前のものになってしまったために、やや新鮮味に欠ける。というのも、私のように生物学を専門にして学生にも教えてきたものにとっては、この本で書かれている多くの概念がすでに当たり前の基盤知識になってしまっているからである。

たとえば、木村資生さんの中立説もドーキンス本で実に正当に詳しく叙述されていて感心する。対照的に、最近の分子生物学の教科書では中立説は常識となってしまって、木村さんの名前が紹介されることがない。私などは教科書を教えているうちに Kimura の名前がでないままに中立説の叙述を見つけると嬉しくなって学生に思わず木村資生の名前を教えてきた。が、それも今に古くさい行いに思われるようになろう。そしてそのうちに二重らせん構造さえも常識となってワトソン・クリックの名前も忘れ去られる。それがむしろ当然で、科学者名利としなければならぬ。

この目まぐるしい分子生物学成熟の30年の年月を経ても、ドーキンスの叙述の正確さは遜色なく素敵である。扱う内容とその位置づけ考察において古びてしまうこと obsolescence が全くない。ヒトゲノム・プロジェクトなど30年前には想像もできなかったであろうほどの膨大な知見の蓄積に基づいても、この本に書き直すべきことを見つけない。むしろ30年前にこれほど上手に考察されまとめられ予言されていたことに驚く。多くの遺伝学者・発生生物学者はここで叙述されているような既定のレールの上を安心して走ってきていたのではないかとむしろいぶかしく思われるのである。

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Gould, SJ, The Mismeasure of Man

Stephen Jay Gould, The Mismeasure of Man, revised and expanded edition, W.W.Norton, New York, 1996. (cf. 1st ed. published in 1981)

ditto, read by Arthur Morey, Tantor Audiobook, 2011.

2015年1月10日 読了。読了と言うよりは聴き終えるというべきか。オーディオブックのおかげで全編を通読することができた。実は、グールド本を通読したのは今回が初めてである。

この本を読むきっかけは、藤永茂さんの「老いぼれ犬と新しい芸」で紹介され一読を勧めてくださっていたことからである。前半は頭蓋計測、後半は知能テストに関して。非常に重い内容であり、大冊である。英語も決して平易では無い。オーディオブックがなければ簡単には読み進められなかっただろう。

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