厚別川を越える雪道

札幌冬景色: 厚別川を越える雪道 2010年3月3日

地元の方々にはちょっと勝手すぎると思われるかも知れないが、雪国の冬はできれば(人々が苦しまない範囲で、、、)しっかり雪に降ってもらいたいと思う。私は雪の積もらない地方の出身ゆえ、今でもやっぱり雪が珍しく、周囲の山々や野や道に積もる雪の白さがたまらなく好きなのだ。

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札幌の冬の空、雪雲の動きはとても速い。見る間にワァーと真っ白な雪が落ちてきたかと思うと、いつの間にか青空が見えてくる。天気は来る日も来る日も毎日悪いと思えるのだが、それでも一日中いつまでもどんより曇っているという日々ではなく、青空も光もとても美しい瞬間がある。雪はきらきら輝いて美しい結晶を見せてくれる。

以上、2010年3月3日のWEBページより再掲

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ヴォキャブラリー

大学での講義 配付資料より

英文の読解 その1 ヴォキャブラリー

出典: 小西甚一 古文の読解 筑摩書房

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1.基本意味と場面

  基本の意味だけ覚え込む。

  用例ぐるみ覚える。

  基本意味 + 場面 = 訳語

2.語根からの把握

  基本意味をとらえるために、同じ語根の言葉を利用する。

3.イモヅル式に

  語根をとらえると、同類の意味がひとつながりにゴロゴロ。

4.辞書そのまま・辞書離れ

5.訳しかえにコツあり

  辞書の基本意味をしっかりとらえての「辞書離れ」は、

  基本意味がある場面のなかでどんな特殊性を与えられているか  という点を見抜くこと。

6.場面だけでピシャリ

7.ことばは生きもの

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質問のしかた

ミニレクチャー: 質問のしかた

その2 その研究で本当にチャレンジングなところはどこ?

2011年6月14日 改訂2011年8月2日

 

前回(質問のしかた その1 その意味は?)のおさらい:

まずは、相手の話を理解することが大切。よって、言葉や用語の意味(専門用語なども含めて)をたずねて確認するのがよい。要点としては、相手がどの範囲のことまで答えればよいかヒントをひとこと入れると良い。「その言葉に関してもう少し詳しく説明してください」、「その方法に関して簡単に教えてください」、「その考えに関して具体的な例をあげて解説していただけませんか?」など。

 

今回は、プロジェクトの「勘どころ」を問うてみよう。

 

研究プランに関しての質問:

「このプロジェクトで一番むずかしいと予想されるところはどこでしょうか?」

「このプロジェクトで技術的に一番むずかしいと予想されるところはどこでしょうか?」

「このプロジェクトのA(具体的な段階をあげるとよい)のところで、もしうまくいかなかったとき、次にどのような作戦をとればよいのでしょうか?」

「このプロジェクトがうまく成功したときにどんな利益があるのでしょうか? たとえば実際の癌患者さんの治療に応用できるのでしょうか?」

 

うまくいった結果発表に対する質問:

「このプロジェクトを始めた時点で一番むずかしいと考えていたところはどこだったのでしょうか?」

「このプロジェクトで技術的に一番むずかしかったところはどこでしょうか?」

「このプロジェクトのA(具体的な段階をあげるとよい)のところでひょっとしてうまくいかなかったとき(仮説が間違っていたとき、など)、次にどのような作戦をとろうと計画していたのですか?」

「このプロジェクトが成功して、次にどんな発展につながったのでしょうか? たとえば実際の癌患者さんの治療に応用できているのでしょうか?」

 

 

 

 

HH解説:

「情報を与えられての選択」に注意。結果に関する情報を先に与えられている場合には、そうでない場合と比べ、難しさが大きく異なる。プロジェクトがチャレンジングかどうかは、与えられている情報に依存し、評価の時点ごとに異なってくる。ある非常にチャレンジングな仕事がうまくいった後、それによく似た別の仕事は全くチャレンジングでなくなってしまい、始める価値がなくなっている場合がある。一方で、世の中の人々はうまくいくのが当たり前と考えて手を付けられていないプロジェクトが、ある情報(失敗の知見など)が得られたために真にチャレンジングな仕事だとわかる場合もある。

 

HH解説:

研究プロジェクト: チャレンジングな・難しいがやりがいのある仕事を行おう。では、どんな仕事がチャレンジングな仕事なのか?

1.        目標設定に関して: (A)たとえ成功しても、成果が役立たなければ、始める意味がない。役立つとは、学問の発展に貢献し人々の幸福につながること。目標は高く。 (B)遠すぎる目標だけでは、到達する前に息が切れてしまい、どこにも到達できない。遠くの目標を見据えながらも、妥当な中間目標地点(マイルストーン、一里塚)をいくつか設定しよう。中間目標をひとつひとつ達成しながら最終目標地点を目指そう。チャレジングなのは、最初の中間目標地点も価値あるような仕事。

2.        技術的な困難に関して: 易しすぎれば始める価値がない。難しすぎれば成功する見込みはない(困難ではなく危険)。チャレンジングなのは「非常に難しい、しかし私なら最後にはきっと成功するだろう」と念じながら進める仕事。

3.        プロジェクト選択に関して、あるいは役割分担に関して: 競争(秘密)よりも協力(連携)。できるだけ多くの正しい情報をグループの皆と共有しよう。ハラを割ってディスカッションすることができる人間関係・研究グループを築こう。役割分担のなかで一人一人の個性を発揮しよう。チャレンジングな(魅力的で楽しい)のは、人と協力しながらも自らの個性を活かし伸ばし続けてゆけるような仕事。

 

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2011年6月14日付けのミニレクチャー資料を再掲

 

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古代へのあこがれ

 

古代へのあこがれ: 「ズッコケ中年三人組」を読んでの読書感想文

 

2006年1月24日

 

那須さんのズッコケシリーズ51冊目の本が出たと聞き、早速手に入れて読んでみた。中年と言うことなので、中年向きに細かい字でぎっしりと500ページの本かと覚悟していたが、今までの小学6年生の三人組とほぼ同じ感覚で読み通せる、楽しい本になっていた。あとがきによると、往年のズッコケファンだけでなく、子供たちも楽しめる内容を、という要望があり、中年向きのドギツイ表現は避けた、とのことである。それでも、期待通り、小学生のみならず、中年にとっても、役立つ知識がさまざま盛り込まれている。たとえば、皆さんはクラブとキャバレーの違いをご存じだろうか。私は去年、クラブのママに直接尋ねて、ようやく理解したのである。去年、この「ズッコケ中年」を読んでおれば、そのような野暮な質問はしなくて済んだはずだ。クラブにゆくと短時間に3万円が飛んでしまうことなど、知っている人には常識でも、このズッコケを読んではじめて知ったのは、きっと私だけではあるまい。小学生の頃からこのような知識は十分に蓄えて、いざというときのために、今から倹約に精をだしておいて欲しいものである。ちなみに、私はもう手遅れである。私は倹約を怠って現在まで来てしまったので、三人組と違って、いざというとき、すなわち、クラブで張り込みを余儀なくされた場合でも、とてもお金は拠出できそうにない。
さて、「ズッコケの未来報告」ですでに予告されていた三人の将来、それは小学6年生が卒業式を前にして、同時に見てゆく夢の世界からの「未来報告」であった。今回の「中年三人組」では、それから28年後に飛び移る。現在の日本。三人はちょうど40歳。三人の職業は、傾向はほぼ同じなのだが、現実的には2005年風で、「未来報告」と少しずつ異なっている。
ところで、私としては、一つだけ、那須さんに言いたいことがある。私は、ハカセの職業を、「未来報告」通り、考古学者にしておいて欲しかった! 「中年」では、ハカセは考古学者を目指して修士までは卒業するのだが、大学の教員のポジションも博物館の研究員のポジションも得られず、中学の社会科の先生になってしまう。生徒指導が難しく、授業崩壊寸前で、とても苦労している。ここで頑張るのも、とても良い話にはなるのだが、私としては、ハカセに考古学者になって欲しかった。
毎年、この季節は大学受験シーズンだ。S大学でも立派なお医者さんになることを目指して何百人もの若者が試験を受ける。お医者さんになりたいという受験生に比べて、医学研究者になりたいと明言する受験生は100分の1以下である。いわんや、考古学者になりたいという受験生は、日本中でお医者さん志望の人数の10000分の1以下であろう。それでも、私は、より多くの若者に考古学者を目指してもらいたい、と思うのである。
考古学は、純粋に面白い。でも、わからないことだらけである。が、医学や分子生物学も含めて現代のさまざまな科学技術も駆使しながら、深く研究すれば、これから解明できそうなことが山積みである、ように思う。
一例を挙げれば、歴代の天皇陵に関して、天武・持統陵など、鎌倉時代初期の盗掘の資料が残されているものに限り、正確に比定されるのみであると聞く。数多い前方後円墳などのいわゆる天皇陵が、本当に天皇陵なのか、どの天皇が埋葬されているのか、ほとんどわかっていないのが実情である。敬意なく墓をあばくのは厳に戒めねばならぬことである。が、私たちは、私たちの祖先の歩んできた道を、できうる限り正しく理解し、これからの私たちの歩む道を選んでゆかなくてはならない。たとえば、私は、初代の神武天皇の事跡を正確に知りたいと思う。継体天皇の生涯を詳しく知りたいと思う。柿本人麿が詠んだ歌の本当の意味を知りたいと思う。今ここに述べた疑問はほんの一例に過ぎない。考古学の進展によって、これからわかってゆくことはきわめて面白いし、私たちの生き方に大切な多くのことを教えてくれるだろう。
シュリーマンのように、まずお金持ちになってから、遺跡の発掘に生涯を捧げる、という人生行路を進むことは、簡単には真似できない。やはり、普通に大学に行き、歴史や語学、自然科学を学び、普通に大学院に進み留学経験もして、専門知識技術を身につけて、普通の考古学者になってゆくのがスジだと思う。那須さんには、どうやったら、普通の考古学者になれるのか、そして、一歩ずつでもいいから、すばらしい研究を行うキャリアを進めてゆけるのか、「ズッコケ中年三人組」でも教えて欲しかった。時間は多少前後するが、もし私がその本を38年前に読んでいたら、父母の反対を押し切ってでも、考古学への道を選んだかもしれなかった、と思うのである。
残念なことに、近年、非常に豊かになったと思われた日本の旧石器時代の情報の多くは、「神の手」とも称された一人のアマチュア考古学者の捏造発掘によるものであったことが判った。このような捏造ニュースが伝えられると、多くの親御さんはその子弟を考古学者にはならせたくないと思うだろう。しかし、「捏造」に敗北していては、ダメ。真実の過去を求めて、負けずに、掘り下げてゆきたいではないか。学問というものは深いものなのだ。私たち人類の「古代への情熱」は消えることはない。
那須さんは、また10年後には、50歳の熟年三人組を書いてみたいとおっしゃっている。ズッコケの三人には、今度は、アマチュアとしてでも構わないから「考古学の世界」でも大活躍してもらいたいと思う。そのころには、私は10歳先輩の熟年になっていることだろうが、また元気に読書感想文を書いて応募したい。那須さんも、どうかお体を大切に。「熟年」、楽しみにしています。

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古代へのあこがれ: 「ズッコケ中年三人組」を読んでの読書感想文

2006年1月24日付けのWEBページより再掲

 

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