読書ノート

無法化国家が林立するようになればワン・ワールド樹立まではあと一歩。

2022年9月23日 金曜日 雨

馬渕睦夫 知ってはいけない現代史の正体 SB新書 2019年

イスラム教徒への憎悪を煽って社会を分断

・・戦争や紛争を起こすことで過激派の力を伸長させ、国の秩序を破壊し、国民を分断して無法状態をつくり出そうというのです。ISISは国家を無法化する役割を担っていると言うことができるでしょう。無法化国家が林立するようになればワン・ワールド樹立まではあと一歩です。なぜなら、人間には無秩序よりも独裁政権による安定の方がまだましだとの心理が存在するからです。アメリカがISISを支援してきた理由は、まさにこの点にあるのです。(馬渕、同書、p177)

**

追記 2022年9月30日 金曜日 晴れ

馬渕睦夫 馬渕睦夫が読み解く2022年世界の真実 静かなる第三次世界大戦が始まった ワック 2021年11月1日

・・ところで、米軍が撤退に合意したのに、なぜタリバンはわざわざ米軍を攻撃したのかという疑問が湧いてきます。 ・・タリバン側のネオコン分子が米軍の撤退を阻止するために、敢えて攻撃の挙に出たと考える合理的な理由があるのです。ネオコンにとっては、9/11を機に宣言した「テロとの戦争」を、トランプに一方的に終了させられては困るわけです。そこで、タリバン内のネオコン分子に攻撃させて、撤退合意を撤回させたということでしょう。結局、トランプはタリバンと改めて交渉する前に、不正選挙で追放されました。(馬渕、同書、p157)

**

*****

*********************************

RELATED POST