medicine

2剤コンビでとなると、開発費がその分余計にかかってしまい、予算の面で到底現実的ではない。このように開発には予算の調達の可否がつきまとうのだ。

2025年8月2日 土曜日 曇り(蒸し暑い)

小林久隆 がんを瞬時に破壊する光免疫療法 身体にやさしい新治療が医療を変える 光文社新書 2021年

当初は、薬剤などの化学物質を体内で別の化学物質と反応させ、無害な状態から患部で「毒」に変容させる方法を模索した。しかし、化学物質同士を体内で反応させる場合、その治療には二つの薬(化学物質)を必要とする。

そうすると、治療薬にするための治験では、

二つの薬の安全性を確認する必要がある上、

使う量にしても、二つの薬の量をいろいろなコンビネーションで試す必要が生じる。

1剤を承認薬にするということでさえこれだけの時間と費用を費やしているのだから、2剤コンビでとなると、開発費がその分余計にかかってしまい、予算の面で到底現実的ではない。このように開発には予算の調達の可否がつきまとうのだ。(小林、同書、p133)

**

安価な低侵襲治療の実現・・

キムリアをはじめ、承認薬となってからも、その投薬を受けるにあたり莫大な経済的副作用を伴う治療は数えあげようとしてもキリがないほどある。保険適用といっても国家の医療財政を圧迫するものでは、結局、受けられる患者さんの該当者が絞られ、真に役立つ治療法とは言い難い。(小林、同書、p134)

**

*****

*********************************

RELATED POST