literature & arts

相手が誰であろうとも、約束を守るのが武士の義理だ。

2021年4月5日 月曜日 晴れ

山本周五郎「山だち問答」アリアさんの朗読で聴いた。

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世評が人を殺そうとしている。

約束を守るのが武士の義理だ。

正しく武士に二言はない。

我々を人間らしく生かしてください。

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補註: 実直な武士に降りかかる奇特な事件がユーモラスなメルヘンに結実する。しかし、強力な武力・金力(経済力)・権力(覇権)などを背景に、表向きの『書かれてある約束』(「契約」・「契約書」)が全てだ、と迫るヨーロッパの論理にすでに十分に打ちのめされ、その偽善とあくどさに辟易してきた(補註##)私たちには、この周五郎ワールドの武士の心が、新鮮である。決して過去のものとしてはならない、崇高なものとして大切にしていかなければならないものと思うのである。

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補註の補註## この辺りの事情については、たとえば以下のようなサイトにも紹介した: うやむやのまま偽書が真書に: 建設公ルドルフ(ハプスブルク家)vs 神聖ローマ帝国皇帝カール4世(ルクセンブルク家)

ルドルフ2世(ハプスブルク家)とカール4世(ルクセンブルク家;神聖ローマ帝国皇帝)

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