菜園日誌

エンドウ(2)発芽から定植まで

窓辺のエンドウ:発芽から定植まで

2015年3月19日 木曜日 曇り Day1

種まき(Day0)の翌日(Day1)、窓辺の朝の室温が14度。種が元気よく動き出すのにはやや寒いか。

午後3時の時点で、窓辺の気温は22.5度。朝のうちは曇っていたが今ではすっかり晴れて日差しが明るい。春のようなお日様の暖かさである。

去年の記録を見ると、エンドウとソラマメを3月25日に播種し、7から10日ぐらいで発芽。今年は1週間早めている。また、ソラマメはまた来年以降に見送りということとし、その代わり絹さやや実取りエンドウを多く育てることとしている。

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2015年3月21日 春分の日 快晴

午後2時現在の窓辺の室温、22度。暖かい。この調子で暖かい日が続けば一週間後には窓辺のエンドウの芽が出そろってくると思う。

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2015年3月22日 日曜日 曇り

Day4: 夜、チラッと発芽しているのを発見。

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2015年3月23日 月曜日 晴れ

Day5: 窓辺の気温は午前9時の時点で18度。暖かい。かなり多くのポットで発芽を確認。たとえば、絹さや40粒のうち、6つの発芽。一方、スナップ14粒の発芽はまだひとつも見られない。有意差があるだろう。今日から3泊4日で札幌を離れる。津山行き。ほとんど10年ぶりの帰省である。帰ってくる木曜日には、エンドウたちの多くはしっかり芽を伸ばしていることだろう。今週末辺り、遅れないように野外に出して寒さに当ててやらなければならない。マンションの5階ではあるが、カラスやハトがやってきはしないか、それも対策する必要がある。

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2015年3月27日 金曜日

昨夜遅く帰宅。窓辺のエンドウは多くが発芽し、10cm近くまで伸びて徒長の心配なものもある。朝を待って、屋外(マンション5階のベランダ)に出す。朝の室内の温度は18度。朝9時半現在、ベランダの外気温はちょうど10度。今日は暖かくなり16度まで上がるとの予報。

発芽率は、Day9の今日現在で、スナップ14分の2(14%)。絹さや、40分の28(70%)。実取り、60分の31(50%)。今後も発芽してくるものもあるだろう。

カラスやハト対策は取りあえず、無しで進めてみる。寒さに当てるのが趣旨なので、ポリマルチなども無しで進める。ただし、4月の20日頃まで寒さに当てた後、畑に定植するときにはマルチやトンネルで風よけ保温をしてやりたいと考えている。

よその畑は緑に見えるというが、(今回帰省してきた)ふるさと岡山の畑のエンドウは、冬を越して早20cmばかりに育って多くの茎を立てて竹笹やネットにつかまり、さあこれから春だぞ伸びるぞという元気そうな姿をしていた。北海道の露地栽培では少しひ弱なエンドウになりそうで、今年はいろいろ対策を考えてみたいところである。

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2015年3月28日 土曜日 晴れ

Day10 ベランダに出して2日目。連続してとても暖かい。ハトやカラスの被害もなく、順調。

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2015年3月29日 日曜日 曇り 夕方日没時で外気温は8度、暖かい。

Day11 寒さに遭わせて一旦成長を止める予定だったが、ここ数日暖かくてそうもいかなさそうだ。トレイをベランダから取り込み、クルマに積み込んで、T町の畑に運ぶ。畑は雪解けが進み、4分の1ぐらいは地面が顔を出している。南から四つめの畝(D畝)は、西側2メートルばかり土が露出している。ここに絹さやを定植した。株間30cm、1条植え。エンドウは芽を出したばかりなのに根の発達は速く、もう一週間も放っておけば10cmポット一杯に根が回ってしまいそうな勢いであった。

残った実取りエンドウのポットは雪解けが進んでくれないと植える場所がない。ポットのまま畑においておく。暖かい日がこのまま続けば、6日後の土曜日に雪解けした場所(D畝の残りとE畝の予定)に定植したいと思う。

雪解けしたばかりの地面で水捌けは十分でなく、苗には申し訳ない。また、定植自体は簡単な作業だが、雪解けで濡れていて長靴も手袋も泥んこになってしまった。この冬2月に水道管が破裂してしまっているので、水を使って洗い流すこともままならない。しばらくは不如意な作業現場となる。今年もエンドウに関しては失敗が多そうな予感。

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2015年4月4日 土曜日 曇り

遠隔介護の電話連絡などが重なり、朝から午後3時頃まで断続的に電話のかけ続けで過ごした。それからようやくクルマで出発。

途中、ホームセンターで赤玉土や鹿沼土を購入。肥料分の少ない土を自然薯の栽培に用いる予定である。

期日前投票を市役所で済ませ、T町の家庭菜園に到着したのはもう夕方である。クルマで週末に通うダーチャの感覚になってしまった。

エンドウ Day17: 先週植えたエンドウは、葉もピンとして巻きひげも現れてきて、元気に活着している模様。雪が解けたばかりの水でべとべとの畝に植えたので心配していたが、この一週間の好天気に助けられている。

残ったポットのエンドウの苗(主に実取りエンドウ)も、芽の出ているものはすべて定植。畝の一番東側で家屋の日陰になる部分には雪の山が残っていたが、これの真ん中を掘って土を露出させて雪中のエンドウ定植とした。

来週には支柱をしてやる必要があるかもしれない。あるいは寒さが戻ってきて、トンネルで保温をしたくなるかもしれない。

T高校跡地は雪山が崩されて、これから雪解けも進むだろう。水仙の芽が旺盛に伸びてきている。春を留めることはできない。私たちの菜園のクロッカスも早くも一列の満開。

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2015年4月11日 土曜日 雨

エンドウのDay24

一週間ぶりの菜園。先週定植したエンドウたちも順調に(計画通り)寒さで縮こまりながらも元気に根付いている感じだ。先々週に定植したものも縮こまりながらも2センチずつぐらいは大きくなっている感じ。風で根元を揺すられて傷んではかわいそうなので、割り箸を一株に2,3本宛あてがってみた。本当はクマザサなどをいっぱい切ってきてポイポイと挿しておくのが定番なのだろうが、今日はそういうゆとりがなかったのである。というのも本日土曜日の午後のほとんどの時間は、我が家の水道修理に立ち合っていたからだ。この修理のおかげで2ヶ月ぶりに水道水が使えるようになった。来週さらに、トイレや洗濯機周りの水道管の修理を追加してもらう予定である。インフラ復活に明るい兆し。

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2015年4月21日 火曜日 曇りのち晴れ

エンドウのDay34

家庭菜園のエンドウ、4メートル畝で二畝で育てている。10日前に割り箸で簡便支柱を立ててやってから昨日まで、ほとんど成長が止まったかと思われるような日々であったが、今日見ると少し元気そうで、割り箸のてっぺんをそろそろ越えそうなものもある。ただし、巻きひげで割り箸につかまるというところまではいっていない。擬似的な冬を経験させるということで、Day9から外気の寒さに当てているが、これで25日目、十分に冬を経験したのではなかろうか。

北海道の5月は風も強く寒いのでエンドウは縮こまったままになるのだと思う。それでも6月になればどんどん伸びて7月には甘いサヤエンドウを楽しむことができるのだが、7月になってもひょろっとした一本立ちの北海道のエンドウの姿は、暖かい地方の同輩たちの春3,4月の隆盛に比して、いかにも儚い風情が(見ていて)いたいたしい。しかも8月の声を聞いたとたんに枯れてしまうのである。

そこで、今年の5月は我が家のエンドウたちに「春」を経験させてどんどん成長させることとしたい。すなわち4月の終わり頃からしばらくはトンネルを施してみようと思う。遅ればせながら、本日、ネット通販でトンネル資材をオーダー。

というのも、本日最寄りの農協資材部に買いに行ったところ、なんとシャッターに閉店お知らせの張り紙が貼ってあったのである。昔栄えた町が、こうしてどんどん縮小してゆく。その一コマ一コマを、今目の当たりに見て暮らしているのだろう。となりの町の農協資材部まではクルマで30分はかかるが、過リン酸石灰その他、近日中に買い物に行く必要があるだろう。それにしてもとりあえず通販などで間に合わせよう・・・というわけで、いつでも即日買えるだろうと思っていた資材も、ネット通販を利用する巡り合わせになった。そのため今回やや泥縄式の様相を呈してしまったのである。

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