literature & arts

人間全体、社会全体ないしはそういうものをひっくるめて、将来どうあったらいいか、というような、より広汎なテーマをたえず頭に描き、それを検討しようとする生活。

2025年7月7日 月曜日 晴れ・猛暑(防除ヘルメット着用中、額の汗が眼に入って痛い)

山本周五郎 雨のみちのく・独居のたのしみ 新潮文庫

 ・・私のもらう原稿料というものは、これは収入ではなくして、ジャーナリズムが、私につぎの仕事をするため投資をしてくれているんだと思う。これは原稿料をもらったはじめっからの気持ちであって、今でもその通り考えていますし、将来もおそらくそうでしょう(同書、p197)

 ・・私は、借家住まいはしておりますが、ものを書くという立場は、これは産業でもないし、工業でもないし事業をやっているのでもないので、人間全体、社会全体ないしはそういうものをひっくるめて、将来どうあったらいいか、というような、より広汎なテーマをたえず頭に描き、それを検討しようとする生活ですから、自分の家をつくるとか、自動車をかうとか、または競馬馬をもつとかそういう暇がないのが私の場合は原則なのである。(同書、p195)

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