読書ノート

空間をではなくむしろ時間を越える空想力

 2025年7月10日 木曜日 晴れ(暑さややおさまる。夕方は車の窓を開けて走るのは寒いぐらい。風が爽やかな一日、ぶどうの花殻落としに専念)

星新一 きまぐれ星のメモ 角川文庫17682(星新一の第1エッセイ集;単行本は1968年刊)

・・私の室への訪問者は、なんでこんな古くさい物を飾っているのだと、妙な顔をする。星雲か土星の写真などのほうがふさわしい、と思っているようだ。

 しかし、私はあまり天体写真には興味がない。SFを書くのに必要なのは、空間をではなくむしろ時間を越える空想力なのである。(同書、p39)

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