読書ノート

空襲による被害も大きいが、それ以前から資材は生産の場よりも闇から闇へながれているほうが多かった。

2025年 令和7年8月5日 火曜日

山本周五郎 火の杯 角川文庫 令和6年(オリジナルは1951〜52年 福島民友新聞)

 ・・あらゆる物資が「闇」の時代になっていた。

 日常の必需品は影を消してしまい、国民はボロを着て、豆粕や芋を食べ、栄養失調の軀で不断の空襲と戦いながら、それでも「勝つために」命がけで生産に挺身していた。

 だが生産の実態はすでに停止にひとしかったのである。空襲による被害も大きいが、それ以前から資材は生産の場よりも闇から闇へながれているほうが多かった。・・・以下略・・・(山本、同書、p84)

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