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ウソを垂れ流し続けて高給が取れる――これはいったいなんでしょうか。

2021年3月10日 水曜日 今朝も雪

小浜逸郎 2018年12月20日付けのブログ「なぜ間違った権力と知がまかり通るのか」より<以下引用>  なぜ間違った権力と知がまかり通るのか  2018年12月20日

国民を不幸に追いやる政治家・官僚、ウソ言説を垂れ流して恥じない学者・マスコミ人たち、彼らは平然として高給を手にしている。定年後の就職先まで保証されている。
この権力と知の歪んだ構造はなぜ許されているのか

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ただ原理として言えるのは、彼らが、言葉を用いることを専門にしているからだということです。

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言葉は現実を虚構するところにその本質を持っています(詳しくは、拙著『日本語は哲学する言語である』参照)。

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物知りであることと正しい認識や判断を下せることとは別です。
むろん、物知りはそれだけ視野が広いわけですから、両者の間にある程度までは相関関係が成り立つと言えるでしょう。
でもたとえば、消費増税や移民法や水道民営化などが正しい政策であるかのように人々をたらしこむ勢力が、私たち国民のために優れた言葉を発しているとはとても言えませんね。
彼らは手にしている権威を悪用して、グローバル資本への奉仕がよいことだというバカげた判断を下す癖を身につけてしまっているのです。

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私たちは、いわれなき権威の衣をまずはぎ取って、その人の言っていること、やっていることが、本当に私たち自身のためになるのかを見破る力を身につけなくてはなりません。
裸の王様に高給や高い地位を与えず、私たちの実生活を真に支えてくれる人たちに高給を与えるような社会にしていきましょう。

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小浜逸郎 2018年12月20日付けのブログ「なぜ間違った権力と知がまかり通るのか」より<以上引用終わり>  なぜ間違った権力と知がまかり通るのか  2018年12月20日

補註: 「裸の王様に高給や高い地位を与えず、私たちの実生活を真に支えてくれる人たちに高給を与えるような社会」にしていきたいものである。敢えて補註を加えるなら、「私たちの実生活を真に支えてくれる人たちに」”高給”とまで言えなくとも、家族を十分に養えて、将来に不安のない蓄えができ、健康で文化的な暮らしを享受できる収入、つまり、いわゆる「”中流”の暮らしができる収入」を与えるような社会と考えれば良いだろう。

上記引用は2年以上前に読んだ記事からの引用であるが、日本社会の現実は、今回の「コロナ騒ぎ」の施策でいよいよ厳しさを増している。

小浜さんは最近、【小浜逸郎】 ●YouTube動画「いっちゃんねる」を始められた。補註者(=私)もチャンネル登録して聞き始めている。ユーチューブのアクセス数は昨日の時点で165、チャンネル登録者数は二百数十といったところなので、今後の伸びしろは大きく、期待している。最新のものは 2021/02/28付け いっちゃんねる 第10回 【MMTとベーシックインカム 一律6万円協力金は堕落を招く】その2 ベーシックインカムの弊害についても述べられている。https://www.youtube.com/watch?v=cdFn9uC53uA&t=761s

”人生の喜びは働くにあり”

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