2021年3月28日 日曜日 曇り
繁桝算男 後悔しない意思決定 岩波科学ライブラリー 2007年
・・人間は合理的であるという前提から出発し、合理的であるならば、主観的期待効用モデルに従うべきであり、それならば、主観確率や効用、および期待効用を最大化することが合理的な決定であり、規範であると書いてきました。ずいぶんと押し付けがましいですね。・・心理学者のやってきた研究によれば、人間は規範モデルには従わないことが多いのです。この事実は本書のモットーであるところの、人間は合理的であるし、また努力すれば規範に近づくことができるという主張に矛盾しないでしょうか？ （繁桝、同書、p73）
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補註： たとえば、デフレの状況下に消費税を上げたりすることが、世の中ないし政治が規範モデルに従わない例として挙げられよう。
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