2016年6月26日 日曜日 雨
都筑卓司 なっとくする熱力学 講談社 1997年
ネゲントロピー
小さいほど良いもの、大きいほど良いもの
温度差のあることを、エントロピーが小さいという。あるいは負のエントロピーが存在するともいわれる。「負の」はネガティブだから、エントロピーの符号を買えたものをネゲントロピーともいう。(都筑、同書、p205)
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ギブスの自由エネルギーG
エントロピーS S = ⊿Q/T
束縛エネルギーTS
ヘルムホルツの自由エネルギーF F = E – TS
エネルギーに仕事をも含めた量としてエンタルピーH H = E + pV
エンタルピーから束縛エネルギーTSを引いたものをギブスの自由エネルギーと称してGで表し、
G = H – TS = E – TS + pV = F + pV
で定義される。・・・(中略)・・・ Fはエネルギーのうちでも価値の高い部分、Gはエンタルピーのうちの価値の高い部分と考えればいいが、前者は固体と液体の場合、後者は圧力を問題とする気体(ときには液体も)について用いられることが多い。(都筑、同書、p209)
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