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欒布列伝:湯に趣くこと帰するがごとし

丸山・守屋・訳 司馬遷 史記 3 独裁の虚実 徳間文庫 2005年 オリジナルは1988年徳間書店

太史公曰く、欒布(らんぷ)、彭越(ほうえつ)を哭し、湯に趣くこと帰するがごときは、かれ誠に処するところを知りて、自らその死を重んぜざればなり。往古の烈士といえども、なんぞもって加えんや。

欒布が彭越にたいして哭泣(こくきゅう)の礼をとり、また釜ゆでにされようとしたときに、帰するがごとく平静であったのは、身の処し方を知っていて、死をなんとも思わなかったからである。古代の烈士といえども、かれ以上の者はいなかったと言ってよい。(丸山・守屋・訳 司馬遷 史記 3 独裁の虚実 p410-411 徳間文庫 2005年 オリジナルは1988年徳間書店)

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