agriculture

停止系・定常系・成長系

槌田敦 弱者のための「エントロピー経済学」入門 ほたる出版 2007年

持続可能な発展はあり得るか?

 さて、質的、量的を問わず、現在はその限界だろうか。人類はこれまで、自然環境を作り替えて人工的に農地を作って生産し、成長してきた。まだ限界ではない。

 また、古代文明や現代文明が砂漠にした土地はふたたび豊かな生態系に戻すことができる。これにより寒冷化などの環境の変化に対応することもできる。

 そして、それぞれの個人は、外部不経済の生じない範囲で、アダム・スミスの言うように「神の見えざる手」に期待し、その欲望を追求して成長してよい。

 今後も、判断を間違えなければ、・・商取引による余剰と外部経済により、人間社会は成長を期待できるだろう。(槌田、同書、p255) 

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