literature & arts

ルーカス・クラナッハの「楽園」

亀山郁夫 ドストエフスキー父殺しの文学(下) NHKブックス1008 2004年

ルーカス・クラナッハの傑作「楽園」ーーー。ここには創世記からとられた五つの場面がひとつのカンバスに描かれている。・・ところが、ドストエフスキーの悪の主人公たちは、なぜか旧約聖書の創世記には惹かれず、異教の神々たちの楽園にヨーロッパの揺籃を感じていたのだ。(亀山、同書、p15)

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ルーカス・クラナッハ(父)ルーカス・クラナッハLucas Cranach der Ältere、1472年10月4日クローナハ、オーバーフランケン – 1553年10月16日、ヴァイマル)は、ルネサンス期のドイツの画家。同名の息子も画家であるため、ルーカス・クラナッハ (父) と表記されることが多い。https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーカス・クラナッハ

https://de.wikipedia.org/wiki/Lucas_Cranach_der_Ältere

補註: クラナッハはアダムとイヴ関連の絵画を10作以上残しているとのことで、ドレスデン美術館でドストエフスキーが見たであろう作品を探そうとしたが、簡単にはどれかわからなかった。ドレスデン美術館の所蔵品の方から検索すると、以下のイヴ像が見つかった。https://ja.wikipedia.org/wiki/アルテ・マイスター絵画館#/media/ファイル:Eva_Cranach.jpg

クラナッハ(父) “『イヴ』, 1531年 ルーカス・クラナッハ – Staatliche Kunstsammlungen Dresden

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『アウグスト橋下流のエルベ川右岸から見たドレスデン』, 1748年

ベルナルド・ベッロット 『アウグスト橋下流のエルベ川右岸から見たドレスデン』, 1748年

ツヴィンガー城の中庭から見たアルテ・マイスター絵画館

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マルティン・ルターの肖像 (1529年) ウフィツィ美術館

ルーカス・クラナッハの肖像 1550

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