culture & history

Pilger War on Democracy

I was born by the river

2015年2月14日 土曜日

金曜の夜、

https://
www.youtube.com/watch?v=NaNzxniXxYE

サム・クックの歌声を聴いていて、ピルジャーのドキュメンタリーを見返してみたくなった。

ジョン・ピルジャー氏のフィルム、The War On Democracy (John Pilger’s documentary) ベネズエラの首都カラカスのリッチな都会風景から始まる。バリオと呼ばれる大多数は・・・

ユーチューブでだれでも簡単に観ることができる。若い人びとに是非みてもらいたいもののひとつ。

The War On Democracy (John Pilger’s documentary) 94min
https://
www.youtube.com/watch?v=oeHzc1h8k7o

前半はウーゴ・チャベス氏のベネズエラ。2002年のクーデタからの生還。さらにエヴォ・モラレスのコロンビア他。

後半はチリの首都サンティアゴのがらんとしたサッカー競技場から始まる。1970年代のチリ、アジェンデ政権転覆のクーデタ(大統領府への空爆を含めた武力攻撃)とそれに続く拷問弾圧、さらにミルトン・フリードマンらシカゴ学派による新自由主義経済政策。

94分のフィルムを通しで見終えてしまうことは気力的にも体力的にもとてもつらく、金曜の深夜は前半48分のところで一旦おしまいとした。そして翌土曜の午前中に最後まで観たのである。思えば、今までも毎回、そのパターンでこのフィルムを観ているような気がする。

クライマックスのひとつは、元CIAの要員とピルジャー氏との対談。ピルジャーフィルムでは毎回のことだが、ここでもお互い妥協は一切みられず平行線的なやりとりが激しく応酬される。強い相手に対してもピルジャー氏は一歩も引かず貴重なインタビューによってひとつでも真実を引き出そうとするその精神の強靱さにいつも感じ入る。

フィルムの最後では、ベネズエラの女性の証言をはさんで、このフィルムができるのより40年以上前に歌われたサム・クックの”A Change Is Gonna Come”が流れる。ピルジャー氏の思い、そしてこのフィルムに登場する多くの人びとの思いが込められているような歌声である。

これは不思議な歌だ。ソウルの旋律と歌声は力強く深く、希望を歌い上げる歌詞だ。しかし、歌詞の具体的内容に思いをはせる。そしてこの歌ができるまでの500年の歴史、この歌ができてから今までの50年の人びとの苦難を思う。悲しみと涙がこみあげてくる。

It’s been a long, a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will

*****

サム・クック(Sam Cooke)の ”A Change Is Gonna Come” 歌詞は以下の通り: http://www.lyricsmode.com/lyrics/s/sam_cooke/a_change_is_gonna_come.html より引用:

I was born by the river in a little tent
Oh and just like the river I’ve been running ever since
It’s been a long, a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will

It’s been too hard living but I’m afraid to die
Cause I don’t know what’s up there beyond the sky
It’s been a long, a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will

I go to the movie and I go downtown
Somebody keep telling me don’t hang around
It’s been a long, a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will

Then I go to my brother
And I say brother help me please
But he winds up knocking me
Back down on my knees

Ohhhhhhhhh…..

There been times that I thought I couldn’t last for long
But now I think I’m able to carry on
It’s been a long, a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will

*****

英語歌詞の和訳などに関しては、「北国の学生さん」のブログ http://isreal.blog117.fc2.com/blog-entry-132.html などを参照ください。「サム・クック(Sam Cooke)の”A Change Is Gonna Come”の和訳です。公民権運動まっただ中の1963年に作曲された。・・・有名になったのはクックの死後のこと。クックは1964年12月にロサンジェルスの小さいモーテルで射殺された。」 以上、「北国の学生さん」のブログ http://isreal.blog117.fc2.com/blog-entry-132.html より引用。

*****

**********

RELATED POST