philosophy

中島さんのニーチェとの出会い

中島義道 人生に生きる価値はない 新潮文庫 平成23年 電子書籍版の発行は2015年1月1日

以下、中島/同書より引用: 最近、ニーチェという男に興味を引かれるのは、この凄まじい不幸のゆえかもしれない。こうした不幸を背負いながら、「永遠回帰」という思想に撃たれたのであり、「運命愛」に、「超人」に、「力への意志」にたどり着いたのだ。・・・(中略)・・・私のニーチェとの「出会い」は、「永遠回帰」の思想がある時はっとわかったからである。それは、単純この上ない真理であって、この世の何ものもいかなる意味(目的)もない、ということ。すべては偶然である、いや偶然とは必然との関係においてある用語だから、すべてはただ生ずるだけなのだ。(同書、キンドル版 66-7% No.1963-71)

 何の見返りも求めず、何の目的もなく、何の意味もなく、ただひたすら起こるべくしておこること、そのこと自体を意志すること、これが、「力への意志」なのである。・・・(中略)・・・それが、いかなることが生じようとも Ja! と肯定する「運命愛」にほかならず、それを文字通り実践して生きている人間が「超人」なのだ。(同書、キンドル版67% No.1985-93)

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脚注* 2015年4月1日 追記: 2008年の時点ですべての学会から退会、あと3年を余しての2009年3月の早期退職に向けて準備されている。「いまごろやっとわかったが、学会や大学とは学問する場だが、所詮自分は学問に向いていない。学問しない者が学会にいることはおかしいし、大学にいることはもっとおかしい。潔く「自由業」に身を転じるべきなのである。(中島、人生に生きる価値はない、キンドル版 68% No.2014 より引用)

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