菜園日誌

菜園日誌 160730-160802

2016年7月30日 土曜日 曇り

菜園日誌 160730
KさんとYさんによる、カスケード倉庫予定地の測量施行。

午前中で収穫: 実取りエンドウ、すべて収穫し、今期終了。莢エンドウも収穫、今期ほぼ収穫。ソラマメは完全に実りきらず、それでも今日で全部収穫して終わりとした。ミニトマトアイコ、少量収穫。セロリ、1葉収穫。

ブドウ、コスズメの幼虫、8匹捕殺。

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午後、(雨あがりのチャンス到来を利用して)ブドウの支柱の挿し直し、火曜日の続き。家族3人で行ったので能率が良かった。テープナーによる誘引、シャルドネ、100本。

施肥、魚粉肥料、一握りずつ。

コスズメの幼虫、13匹捕殺。本日の総計21匹と多い。被害も大きい。

Wさんご夫婦からスイカをいただいた。Naさんから大玉トマトをいただいた。

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観察: ここ数日のまとまった雨のお蔭で、圃場の地面に緑の草が伸びてきて、圃場全体が緑がかってきた。今までの旱魃で枯れていたり、砂地がむき出しになっている雰囲気が薄れてきている。

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2016年7月31日 日曜日 曇り時々雨

朝、圃場にて。垣根下の草刈り。支柱、指し直し。追肥。

コスズメの捕殺、本日はゼロ。

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夕方、家庭菜園にて、キュウリ、3本、ムラサキナマメ収穫両手にいっぱい。オカノリ、収穫。

夜、実取エンドウの莢剥き、大量。

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2016年8月1日 月曜日 曇り(夕方は雨)

午前中、納豆強化愛媛AI散布、計60リットル。約3時間。

コスズメ幼虫、3匹捕殺。うち一匹はやや小ぶりの中型。残りの2匹は8-9cmはあろうかというようなでっぷり太った大型。コスズメは脱皮のたびに激しく大きくなるのだろうから、この中型と大型としか見つからないのかも知れない。中型の見つかる比率は低く、ブドウ苗は生長点から下、すべての葉っぱを囓られて失っている場合が多く、心が痛む。殺虫剤を使っていないので、見つけにくい若齢幼虫の時点で殺すこと(発見イコール捕殺)が出来ていないのである。

2週間前の施肥の効果が明らかとなってきた。雨と施肥のお蔭でブドウは元気よく生長点を伸ばしてきている。この知見をもとに、全株に対し追加施肥を行うこととし、本日、一握り40g程度の魚粉など、施肥を一通り終了した。8月1日、登熟までにあと2か月程度の猶予しかない。

同時に、一部の大麦手間いらずにも追加施肥。

帰宅し、噴霧器を洗い、軽トラに載せたものを片付けているところで、スズメバチに右小指を刺され、激痛。午後1時30分。すぐに救急車を呼んで、市民病院に搬送。救急車に乗っている間は局所の激痛だけだったが、処置室に搬送された頃から、足底と足指(両側)の激しい痒み。看護師からは頚部の発疹・腫脹を指摘された。数分のうちに顎、さらに口、上唇が重くはれぼったくなってきて、これがアナフィラキシーの症状だなと思った。血圧は運ばれてきた最初は180mmHg/120mmHgはあったのが、上が130程度に落ちてきた。アナフィラキシーショックの一症状のようだ。ボスミン1mg(補注1)右肩に筋注。ポララミン1A静注、ソルメドロール125mg静注。ボスミンのお蔭で直後から不整脈・動悸が激しく苦しかった。持続は10分間ぐらいだったろうか。動悸が収まってきた頃には、足の痒み、顔の腫れぼったさも驚くほどさっと引いていった。対応が遅れて喉頭浮腫までいっていれば死んでいただろう。看護師さんからは、頚部の膨疹も引いてきたと指摘された(もちろん鏡を見ていないので自分ではわからない)。右小指の激痛は続く。

病棟に入院。落ち着いて我が身を見てみると両腕、胸部、腹部に膨隆疹多数。右小指局所の痛みが激しく、湿疹の痒みは全く感じない。ポララミン1錠(2mg)を処方されて服用。その後、次に見たときには両腕、胸部の湿疹は消失し、腹部の発疹が増加していた。症状がどんどんと変わってゆく。小指の痛みに対して、氷で冷やしていたが、それだけではおさまらず、依頼して鎮痛剤(コカール錠200mg)を処方してもらい、服用後、少し耐えられるようになった。

今回の入院では、たまたまL氏の帰省中で、119番へのダイヤルや救急車の同乗・入院手続書類などの代筆(右手が腫れていて字が書けなかったのである)、着がえ・割り箸・歯ブラシなどの持ち込みなど、もろもろやってもらえて、本当に助かった。

四人部屋に私を含めて三人が入院中。私の隣の老人は咳する音も弱々しく、危なそうだった。モニターもほぼ鳴りっぱなしだったが、深夜、亡くなられたようだ。モニターが取り外されて、突然、静かになったとき、私は死を間近に感じた。どうしたのか、背中から冷や汗がどっと流れてくるのを感じた。死は重い。私自身は、昼間、すんでのところで死ぬかも知れなかった。

この老人には昼間、家族らしき人の見舞い者は現れず、こうして深夜、看護の人々以外には誰にも看取られずに(だから語りかけられることもなく)死への道を旅立ってゆくのだろうか。身寄りのない老人であれば当然のことでもあり、こうして手厚い看護の病院で最期までケアされて死んでゆくのはむしろ幸運なことかもしれない。しかし、生きている間の病院の手当の喧騒とこうして死んだあとの静けさとは大きなコントラストである。私は、どちらかというと静かな方がありがたい気もする。

その後もam3時ごろ(看護師さんに時刻を聞いたのである)には、モニター心電計の取り外し、5時には、うーん、何だったっけ、検温かなにか、6時には云々といった感じで、なかなかゆっくりとは寝られなかった。私が入院していた病室がかなり重症な人を集めているのか、それともこの病棟全体が野戦病院のような入退院が繰り返される日常なのか、ケアが手厚く、大勢のスタッフが立ち現れて、なかなか忙しい入院であった。

2016年8月2日 火曜日のお昼にL氏に迎えに来てもらって退院。次回、エピペン(携帯用アドレナリン注射セット)を処方していただく予定で外来予約。8月12日の予定。

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補注1 診療明細書によると
ボスミン注 1mg 0.1%1ml 
ポララミン注 5mg 0.5%1ml

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2016年8月2日 火曜日 快晴 暑い、陽射しが強烈

M振興公社の方にお願いして、我が家の壁を切開してスズメバチの巣を退治。小型のメロン大の巣が見つかった。外出中のスズメバチが続々帰還するので、今も完全には安心できない。もう一度刺されたら、どんなことになるのだろうか。今回は、非常に手早い対応で助かる。惜しむらくは、月曜日の朝に退治しておきたかった。一日手遅れが大きな苦しみとなった。

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2016年8月2日 火曜日 快晴 暑い、陽射しが強烈 午後

畑仕事 
退院した当日、ポララミンを飲んでアレルギーを抑えている。その午後なので、本当は畑仕事は休んだ方が良いのだ。が、スズメガの幼虫を見回ることにした。一匹捕殺すれば、一株の苗を救えるのだから大きい。1250本を見て回り、L氏5匹、私が3匹、計8匹を捕殺。いずれも大きなもの。返す返すも、被害が起こってからしか見つからないのが痛い。葉っぱを無くした、被害苗を見るのは痛々しい。他に、ヨトウムシの若齢幼虫1匹を捕殺。大量のヨトウムシなどが現れたら、本当に困ることだろうが、今のところこんなふうにぽつぽつとしか捕まらない。天敵に食われてしまうのだろう。だから、(スズメガの幼虫には手を焼いているものの)、殺虫剤を使わないことで上手に他の害虫(ヨトウムシなど)とのバランスが取れているという可能性を忘れてはならない。

ミニトマトアイコの収穫。

ジャガイモ、葉っぱが枯れてきた。余り急速に枯れるので少し心配になる。

カボチャ、立ち枯れが酷く、若取りで取り損なうと、すでにカビが生えてダメになってきている。全滅を覚悟しなければならないようだ。この畑では、土づくりをしない限り、当分カボチャを育てられそうにない。

一方、家庭菜園のカボチャ3株は、急速に大きくなってきている。冬至南瓜に関しては、この3株に期待することにしたい。

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