culture & history

ノーム・チョムスキー氏が自由に活動出来るその理由 (海坊主)

2018年10月8日
ノーム・チョムスキー氏が自由に活動出来るその理由 (海坊主)
PCR氏がJFK暗殺に対するチョムスキー氏の立場を浮き彫りにしてくれたおかげで、彼が何を守り何を隠して居るのかについて考えさせられました。(海坊主さん、上記書き込み)

藤永さんの「私の闇の奥」の2018-10-05付けの記事より
同所での海坊主さんのコメント:<以下引用>
グリフィン氏を讃える一方でチョムスキー氏を鋭く非難するPCR氏の今回の記事ですが、今まで私が抱いて居た違和感が晴れた気がして、読了感はスッキリでした。これまで、チョムスキー氏の言動を厳しく非難するペトラス教授の記事などを拝読するものの、いまひとつ歯切れが悪かったというか覆われているベールを剥がせずに居てもやもや感が残ったのですが、PCR氏がJFK暗殺に対するチョムスキー氏の立場を浮き彫りにしてくれたおかげで、彼が何を守り何を隠して居るのかについて考えさせられました。
チョムスキー氏はある意味で米帝支配者層に利用されている面を感じる事ができました。

チョムスキー氏がベトナム戦争に拘る理由、ケネディにこだわる理由。今後、じっくり考える必要がありそうです。

このチョムスキー問題、皆さんはどうお考えですか?
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補註
チョムスキー氏が準拠しているのはアメリカの公式見解。これに準拠して批判している限り、「民主主義の自由な国=アメリカ」の政策に反論を述べることが自由にできると人々に感じさせるための「ガス抜き」的な役割を果たしながらペンタゴンの研究費にサポートされて仕事を続けることができる。つまり、チョムスキーさんの意見が、「アメリカの公式見解」を支持し、その前提で物事を考えよう、とアメリカ国民あるいは世界の人々に呼びかけている形になるのである。このような意見の発表を許すことによって、アメリカでは言論の自由が保たれているように見せかけることができる。
一方、その公式発表見解自体がウソであることを独自の取材や信頼できる取材からの引用で暴露して、「アメリカ」の元々の悪魔的な姿を抉ろうとすれば、自由に活動できる場を失うであろう。
その立場が以下のような事例では明らかな浮き彫りになって見えてしまうのだ。
1)JFK暗殺の公式見解(JFK暗殺は個人的な犯罪であって、国家的な犯罪ではない)を前提として認める。
2)9/11の首謀者に関するアメリカの公式見解(中東での戦争を始めるためのアメリカ国家の自作自演ではなく、少数のイスラム教徒のテロ行為とする)を認める。
3)シリアでの「反政府派」の軍事行動(圧制者「独裁者アサド大統領」の抑圧に反対してアラブの人民の「民主主義を求める自主的な行動が形を取ったもの」であって、アメリカの国益に沿って組織を指揮されたアメリカ(やイスラエル・トルコなど)が軍事的にも資金的にも全面支援している「傭兵部隊」ではない)に関するアメリカの公式見解を前提として認める。
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