空知の丘のブドウ園から残暑お見舞い申し上げます。
2018年8月10日
私たちがM市に引っ越してきてから5年目、2016年の春にブドウ苗を植えてから今期が3シーズン目となります。
ブドウ苗は垣根となって元気に育ち、風が心地よく通います。この秋にはバッカス、シャルドネなど、少しですが収穫もできそうです。空が広く風のよく通る丘のブドウ園にどうぞお越し下さい。
以下に絵日記で当園の今シーズンの様子をご紹介いたします。
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ブドウ畑の遠景。5月、タンポポ満開の時期に展望台から私たちの畑を見おろしてみました。
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ブドウの垣根栽培の畑。年間を通じて風がとてもよく通って、気持ちよく作業できます。
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ブドウ栽培の経緯(2018年8月10日・現在):
2016年(平成28年)の春に ソーヴィニヨン・ブラン 400本 シャルドネ 400本 バッカス 400本 台木テレキ5C 50本 を新植しました。
ピノ・ノワールのアーベル(Abel)クローンとUCD5クローンそれぞれ50本ずつを2016年7月にニュージーランドの苗木屋さんから輸入し、検疫所での検査に合格した76本(アーベルクローン33株・UCD5クローン43株)を2018年春に定植しました。
2018年春には生食用ブドウ6種の苗をそれぞれ数本ずつ定植しました。
2016年から挿し木で養成した自根苗・若干本を2018年春に定植しました。
2019年の春にはピノ・ノワール、ピノグリ、ピノブランなどを主体に1400本のブドウ苗を植え付ける予定で準備を進めています。
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2018年の秋には当園でのはじめてのブドウの収穫を予定しています。
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5月中旬、ブドウの萌芽。
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5月中〜下旬、可愛く美しくブドウの芽生えがスタート。
ブドウの芽生えと同時に花芽も生長を始めます。思えば、前年の夏には花芽が形作られていて、長い冬を眠って過ごしていたのです。
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6月、伸びて来た新梢と花芽。
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7月初旬、ブドウの花が咲き始めました。今年2018年はちょうどこの時期に長雨が続き心配でした。
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7月中旬。ブドウの実が粟粒大になってきました。花がらを吹き飛ばす作業も行います。
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8月、バッカスはずいぶんの豊産。シャルドネの実も膨らんできました。ブドウの房房(ふさふさ)を世話していると、なぜか豊かな気持ちになってきます。(今回は写真のアップが間に合いませんでしたが、次回のこのページでご紹介したいと思います。)
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バラ栽培:
ブドウの畝の端っこにはバラを植えています。今年(2018年)はずいぶんと元気に育ち、美しい花を咲かせています。
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清楚な白バラ、トランクィリティ。
ロココ。端正な蕾が開き始めます。
開いても美しい、円やかな花びら。
紫枝(ズズ)の花。花弁をローズ・ティーにして楽しみました。食香バラ もたくさん育ててみたいと思っています。
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リンゴ栽培:
ブドウ畑の隣の畑には数本のリンゴの苗を植えました。これも元気に育ち、秋には数個のリンゴが収穫できそうです。
5月は林檎の白い花。
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上記にご紹介した果樹や薔薇のほかに、当園では各歳の夏を彩るイメージフラワーを決めてタネから育てています。一昨年と昨年はムギワラギク帝王貝細工でしたが、この夏のメインは、クレオメです。
クレオメの花を何と形容すればぴったりなのか? 花火のような、蝶々の触角のような、端正なような、飛び跳ねているような、真面目で愉快な姿で咲いています。色鮮やかなクレオメの花の列には蝶々、アブ、蜜蜂をはじめ多くの虫が訪れて賑やかです。
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それでは、残りの暑さ厳しきおり、お身体に気をつけてお過ごし下さい。お目にかかれる日を楽しみにしております。
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