culture & history

ダイヤモンドの価値:美しさは本物だが、稀少性はマーケティング戦略で作られたもの。

2024年3月29日 金曜日 雨(この雨で雪解けが早まるのでは・・)

日本は世界で第2位のダイヤモンド小売市場。2000年代になると中国が日本に市場規模で肉薄するようになる。(ウィキペディアから引用)

YouTubeで面白いミニ知識を見つけた: 

【ダイヤモンドの真の価値】70億人を100年間も騙してきた今世紀最大のイメージ操作とは?

もともとはインドの限られた地域でごく少量。

南アメリカで高山発見 → セシル・ローズ ロスチャイルド

デビアス社設立。

ビジネス戦略: マーケティング戦略と独占体制。ソースを独占。生産量を規制。

1938年 多くの作家に小説を書いてもらう。 プロダクト・ステートメント 広告会社 

1950年代 ソ連のミール鉱山 世界最大量 ただし小粒。 4C基準・・小粒のダイヤモンドを市場に出すため。それ以降は鑑定書を出すことにした。

稀少性は作られたもので、この100年の高価な値付けはバブル。いつかは崩壊する。・・本当に稀少な元素という訳でもなく、人工的にも良いものが作られるようになった。稀少性はマーケティング戦略によるもの。従って、質屋に持っていった場合の買い取り価格は、宝石店で新品を買った価格の数十分の1となる。宝石店では、ダイヤモンドに関しては、販売成立の後に販売価格の一部をデビアス社に支払うというシステムになっているので、宝石店がダイヤモンドを買い取る必要はない。(金などの真に稀少性の高い宝石との明かな違いである。たとえば、金は一定の希少価値があるので、通貨価値の不安定な場合、たとえば戦争が起こりそうだ、などという時には金の価格が上昇する。ところが、ダイヤモンドにはそのような本当の稀少性がないため、その価格は戦時などにも上昇していない。)

**

**

Cecil Rhodes founded De Beers in 1888  ウィキペディアから引用。

補註: ウィキペディアで「デビアス」を調べると非常に詳しい記載がある。しかし、上記のYouTubeの記事のように稀少性がどのようにして維持されてきたかについて、ストレートに理解することはできない。以下は、ウィキペディア『デビアス』からの引用:

補註: ウィキペディアによると・・ The De Beers Group of Companies

マーケティング:

デビアスは第二次世界大戦の直前から「ダイヤモンドは永遠と愛の象徴」として、婚約・結婚指輪の理想であると宣伝した[5]。以下によく知られた具体例を示す。

ロマンス映画中で結婚祝いとしてダイヤモンドを使う。

有名人を使い、雑誌や新聞中にダイヤモンドのロマンチックな面を想起させるストーリーを掲載する。

ファッションデザイナーや流行仕掛け人を雇い、ラジオやテレビで流行を広める。

ダイヤモンドを広めるためにイギリス王室に献上する。

このデビアスのPR機関N.W.アイレ親子商会(N.W. Ayer & Son)によって立案されたキャンペーンは、人々にブランド名を植え付けることなく、ただダイヤモンドの理想的な永遠の価値を表現するという点で、後年長く模倣される新しい広告形式(イメージ広告)であった。日本でも黒バックに「ダイヤモンドは永遠の輝き De Beers」とだけ銀文字で大書されたテレビCMが知られる。このキャンペーンは成功し、アメリカのダイヤモンド市場を復活させた。それによって高価な贅沢品という印象が弱まったことによって、以前は存在しなかった販路を開拓することに成功した。

第二次世界大戦前の日本におけるダイヤモンドは、一部の上流階級のみが愛好するものであった。戦後に行ったキャンペーンにおいてダイヤモンドは「欧米風の生活におけるステータスシンボル」として扱われた。その結果、1960年代以降の高度経済成長とともにその販売数が増加し、今日では世界で第2位のダイヤモンド小売市場となった。

また、アイレによって作成されたスローガン『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』は20世紀のマーケティングの歴史の中において最も成功したスローガンのひとつである(直訳では「ダイヤモンドは永遠に」。偶然なのか007シリーズにも全く同じタイトルの作品がある。原作小説が1956年、マーケティング戦略が1930年代なので間違いなくデビアスが先)。

なお、デビアスは1972年から2006年までキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの冠スポンサーであった。

長年にわたり宝飾用の合成ダイヤモンドに否定的であったが、2018年には「ライトボックス」の廉価ブランドで参入すると発表した。その背景としては、中華人民共和国の合成ダイヤモンド生産量・技術が高まり、高価な天然物と市場を分ける狙いがあると分析されている。

ウィキペディアの原注(注釈・出典): 『婚約指輪は給料の3か月分』というキャッチコピーを劇場CMで流して定着させたのもデビアスである[13]。デビアスは1971年から2001年にかけて劇場CMを上映した[13]。なおデビアスはアメリカにおいても『婚約指輪は給料の2か月分』という同様のプロモーションを行った[14]。2000年代になると中国が日本に市場規模で肉薄するようになる。

13 “男性にプレッシャーを与えた、あの名フレーズもシネアドから!?”. 第一エージェンシー (ADfeed) (2019年8月6日). 2019年11月6日閲覧。

14 “「ダイヤモンドは永遠の輝き」をもう一度-生産者が結束”. ブルームバーグ (2015年6月9日). 2019年11月6日閲覧。

15 「ダイヤモンドは永遠の輝き」は、アメリカの広告業界誌アドバタイジング・エイジによって20世紀最高のスローガンに選ばれた[14]。

以上、ウィキペディア(デビアス社)から引用終わり。

**

ニコラス・オッペンハイマー・・ ウィキペディアによると・・https://en.wikipedia.org/wiki/Nicky_Oppenheimer <以下引用>

Nicholas F. Oppenheimer (born 8 June 1945) is a South African billionaire businessman. He was formerly the chairman of De Beers diamond mining company and of its subsidiary, the Diamond Trading Company, and former deputy chairman of Anglo American. He is the third richest man in Africa.

https://en.wikipedia.org/wiki/Nicky_Oppenheimer

*****

*********************************

RELATED POST