2021年11月29日 月曜日 曇り
https://www.youtube.com/watch?v=0u84bdph8LM
雪崩(なだれ) 山本周五郎(昭和19年) アリアさんの朗読で聴く。
雪崩のシーンを描く周五郎の筆の巧みさ。断崖の上の雪庇。足がかりのない雪の中。しごき(扱き)の一端が投げられた。
だが、先生(八木新兵衛)は立派だった。
最後に(水野)善之助が妹加代に父親の遺書の真相を打ち明ける。善之助は苦しいものを吐き出すように言った。
仇と呼ばれる覚えはない。
兄上さま、いつまでも八木さまのこころざしを継いでいきましょう。(以上、朗読からのディクテーション)
補註 「雪崩」は周五郎さんの仇討ち物。元禄(西暦の17世紀)の時代設定で、主人公の八木新兵衛は新田開発に取り組む。水野善之助と妹加代もその意志を継ぐ。
この頃の新田開発のおかげで日本列島の人口は1000万人から3000万人へと増えていくことになる。つまり、国としては格段に豊かになっていくことになるのだ。
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