菜園日誌

温暖化よりも寒冷化が切実深刻な危機になり得る(1)

高気温・水不足の問題:

なお、Sさまのご指摘にありました、高気温・水不足の問題は、こと日本でのブドウ栽培に関しては余り問題にはなりません。水のふんだんに得られる日本という地は世界的にも本当に恵まれた地であると感じます。ただし、「都市の水不足」問題は存在します。最近読んだ本の中では、たとえば、富山和子著「水と緑と土」中公新書などが、古い本ですが、勉強になりました。また、農業用水路に関しては先人の多くの努力の結果を受け継いでいます。ここ北海道の空知地区は北海道の溜池発祥の地でもあり、また、すばらしい長大な用水路(https://ja.wikipedia.org/wiki/北海幹線用水路)が設置されています。(補註#参照)

また、現在は間氷期で比較的暖かく過ごしやすい気候ですが、私たち人類の長い歴史の将来にとっては、寒冷期が来ることの方が切実深刻な問題です。たとえば、中川毅著「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」講談社ブルーバックス 2017年 はとても勉強になりました。しっかりした科学だと思いました。いわゆる「地球温暖化」特に「二酸化炭素排出による人為説」は国際政治駆け引きの世界の問題で、科学とは違う世界の問題です。

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補註# 2020年1月1日・追記

水の問題・・ 水・土壌・そして米(農業)の問題は、私たちのいのちにとって、そして生き方・考え方にとって、最も大切な事柄です。私のブログサイトでは今後も深く広く取り上げていきたいと考えています。

たとえば、富山和子 水の文化史 文藝春秋 1980年 なども、やはり古い本ですが、大変勉強になっています。

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